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レシピはたまごの黄身をベースに、白身も半分混ぜてつくる薄焼き卵を、オレンジ
味のシロップに浸してつめたく冷やし、シロップと一緒に食べるデザートです。
このお菓子を知ったのは、雑誌「四季の味」の編集長を務めた故森須滋郎さんの
「本当は教えたくない味」と題した本です。お菓子の作者は中島良典という料理人
で、そこには「ポルトガル風の甘い卵焼き」と題して、次のように書いてあります。
・・中島良典さんが、ポルトガルみやげに披露されたもの。正確にいえば、卵の
シロップ煮である。作り方は極めて簡単・・中略・・材料は鶏卵、シロップ、オレンジ
の絞り汁。卵焼き鍋にシロップを5ミリの深さに流し入れて火にかけ、沸騰したら
卵を薄く流して固める。卵が固まったら端からクルクル巻き、オレンジの絞り汁
を張ったバットに入れて味を染ませる。これをつめたく冷やしてジュースごと盛る。
シロップの甘さがオレンジの酸味でやわらぎ、これほどうまい卵菓子も少ない。
これを読んでマネをしますが、素人にはムリでした。似たようなのがないかネットで
検索しますがよくわかりません。Fios de Ovos という鶏卵素麺のもとになった卵菓子
があり、Fatias de Tomar という卵黄を使ったデザートで、冷たいシロップがかかった
もの・・と言うのが見つかりました。
ポルトガルでは、卵黄を使うお菓子が多い訳は、当時洗たくの糊の代わりに多用し
余りものの卵黄を活用した・・とあり、ぜいたくな話と思いました。
レシピは、上記を参考に試行を繰り返しました。卵が安いおかげです。コアントロー
を使ったのはオレンジからの連想でしたが、これがうまく作用しました。できあがりを
食べてみて、我ながらおいしいと満足しました。コアントローは酒屋さんで、700ccが
高い店で2400円、安い店では1700円・・価格差は4割もあります。年金生活者として
日ごろの買い物には、お店選びが大切と思いました。
「本当は教えたくない味」という料理本に、ポルトガル風の「甘い玉子焼き」というデザートが紹介してありました。
「シロップの甘さがオレンジの酸味でやわらぎ、これほどうまい卵菓子も少ない」とありますが、作り方不明です。
著書に書かれたアバウトの作り方を参考に、試行錯誤したレシピ・・試食した家人がおいしいといってくれました。
材 料 たまご 8こ ・・卵黄・8こ分と白身・4こ分をつかう
オレンジシロップ 50cc ・・作り方 下記
オレンジ・シロップ(卵の味つけとオレンジソースの材料)をつくる
材 料 グラニュー糖 100g
オレンジの果汁 40cc
水 60cc
作り方 以上を強火で、沸き上がったら中火にして
7割になるまで煮詰め、火を止めて冷ます。
オレンジ・ソース(焼き卵を浸けこむソース)
材 料 オレンジシロップ 100cc
オレンジの果汁 大さじ 4 40cc
レモンの果汁 大さじ 2 20cc
コアントロー 大さじ 3 30cc
以上の材料を合せて、かき混ぜる。
作り方 卵液をつくる
卵を卵黄と卵白に分け、それぞれ金網でこす。
卵白は半量の4こ分を卵黄とオレンジシロップ
50ccを加えてよく混ぜる。
卵液を焼く
フライパンにオイルを入れて熱し紙で拭く。
・・フライパンは直径15~16㎝くらいがよい・・
卵液はお玉に8分目(40cc)一番弱い火で焼く。
外側が焼き固まったら、手前から中央に巻き、
両端を折りたたんで残りを巻いて形を整える。
ジュースに浸けて冷蔵庫で冷やす
焼き卵を熱いうちにオレンジソースに浸す。
冷蔵庫に入れて一晩おき、味を含ませる。
食べるとき イチゴと一緒に盛りつけると、彩りがきれい。
オレンジソース大さじ3を注いでできあがり。
コアントロー仏・コアントロー社が製造す
るホワイトキュラソ-。オレン
ジの香りと円やかな甘さが
特徴。アルコール分40度。
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