熊本熊的日常

日常生活についての雑記

夏の暑さ

2008年08月08日 | Weblog
職場で東京からの業務連絡のなかに余談として、大手町の気温が35度を超え、この夏最初の猛暑日になったと書かれていた。

先日、パリへ行った帰りのユーロスター(7月27日19時13分発 列車番号9055)で、私の乗車していた車両(5号車)のエアコンが故障して機能していなかった。乗務員が他の車両の空席を探し、4人だけは別の車両に移動できたが、私を含め、他の多くの乗客はそのままロンドンまで乗車していた。

エアコンの無い密閉された車両のなかは確かに蒸し暑い。しかし、その暑さは耐え難いほどのものではない。同じことが今の時期の新幹線で発生したら、ちょっときついのではないかと思うが、日本の夏とこちらの夏では「夏」の中身が全然違うのである。あからさまに不快感を示す乗客もわずかにいたが、個人的にはどうというほどのこともない出来事だった。

結局、他の車両に移ることができず、この車両でロンドンまで過ごすことになった乗客には、次回のユーロスターの料金を半額にするという措置が取られることになった。乗務員が乗車券の裏の空白に「No A/C Compensation announced TM」とボールペンで記入し、ゴム印を押してまわった。乗車券を購入する際に、窓口でこの裏書きされた乗車券を提示すると料金の割引が受けられるとの説明であった。ネットでの購入には対応できないとも言われた。

これは幸運だろうか? その日の午前、聖母像見たさに教会のミサに参列したので、聖母様が「またおいで」とでもささやいたということだろうか? いや、「またおいで」というなら、割引ではなく、無料招待券だろう。

しかし、パリはもう一度訪れてみたいところではある。今度は、ポンピドーセンターやケ・ブランリーを観てみたい。さて、どうしたものか?