「いいものってしゃべるでしょ? 触ってたり、眺めてたりすると、ものっていうのはしゃべり出すんだよ。あれは、つくり手がしゃべらせているんだよ。ものなんて、無機質なものなんだけどさ、魂込めてつくると、「格好いいなぁ」って、使い手に感じさせることができるんだよ。「格好いい」っていうのはさ、形とかブランドとか効率性とか、そういうんじゃないだよね。優しいとか、思いやりがあるとか、本当はそういうのが格好いいんだよ。エアロコンセプトのアタッシュケースはね、書類は沢山入らないんだよ。何でかというと「あなたにだけ会いに来ました」って、そういう想いを込め使って欲しいから。不便したり、我慢したり、そういうのが本当に格好いいって言うんだよね。」(菅野敬一 板金職人。渓水・代表取締役 excite.ism [PingMag] 2008年8月6日付「ものに恋する板金工:渓水」)
すいません。勝手に引用させていただきました。あまりにいいお話だったもので。
「ものに恋する板金工:渓水」
すいません。勝手に引用させていただきました。あまりにいいお話だったもので。
「ものに恋する板金工:渓水」