熊本熊的日常

日常生活についての雑記

引越業者の選定に悩む

2008年10月21日 | Weblog
10月2日に引越の見積もりを4社に請求し、そのなかの1社からの返事メールが昨日届いた。詳しい状況を知りたいので電話をするようにとの内容だった。今日、電話してみると、話し中であったり、誰も出なかったりで、電話は容易につながらない。

メールへの対応が遅く、電話もつながらないとなると、一体どのようにしてこの業者と連絡をとればよいのだろう? 仮にこの業者を利用するとして、何事か不都合が生じて急遽連絡しなければならないことが発生したとする。さて、その時、客はどうしたらよいだろう?

おそらく、この業者の商売は法人客とその関連の個人客だけを相手にしていれば事足りるのだろう。それなら個人客は扱わない旨を明らかにしておかないと、不愉快に感じた個人客の口コミで企業イメージが毀損されるというリスクも覚悟しておかなければならないだろう。それは経営として問題があるのではないだろうか。

ただし、値段が安い。既に予約を入れた別の日系大手の約半値である。勿論、サービス内容に違いがあるので公平に比較してのことではない。あくまで表面単価の差が半値ということだ。大きな違いは梱包作業をサービス内容に含めるか否かということだ。連絡がつきにくいほうの業者は梱包作業の価格が別建てになっていて、作業を依頼する場合には、その内容にも拠るが最低40ポンドかかる。予約した方の業者は梱包作業込みの価格だ。

梱包を甘くみてはいけない。東京からロンドンへ来る時、渡航関連の費用は原則として会社負担で、引越も勤務先指定の外資系業者が梱包から全てやってくれた。その作業を目の当たりにして、荷物の梱包というものへの認識が大きく変化した。作業員2人が、引越当日初めて目にする荷物を要領よく分類し、適切な大きさの箱を選択して、次から次へと無駄無く隙間無く荷造りをしていくのである。その動作が美しかった。私は職人芸に弱い。このような美しい所作を目の当たりにできる機会に恵まれるのなら、多少の金額など惜しくもないと思ってしまう。

もちろん梱包の難しい荷物などないので、自分でもできる。しかし、価格差に惑わされて安い業者に依頼して、後から厄介なことが起らないとも限らない。ここは悩むところである。