久しぶりに豚肉を食べた。鶏肉は社食の料理やサンドイッチなどによく使われているので、意識しなくとも摂取されているのだが、それ以外の肉は意識しなと口にすることがないように思う。
近所のスーパーでBritish outdoor reared pork half filletsという526gのパックを5.78ポンドで買った。これに塩胡椒を施して、本来ならグリル板でさっと焦げ目を付ける程度に焼くのだが、そういう気の利いたものを持ち合わせていないのと、仮に持っていたとしても、激しく煙が出るので、換気装置が付いていない現在の住処ではそのような調理はできない。そこで、とりあえず250度に熱したオーブンに入れて、表面を軽く焼く。
焼き色がついたら取り出し、表面に粒マスタードを塗りたくる。本当はディジョンマスタードのほうがよいのだが、たまたま手元に使いかけのMAILLE社製Wholegrain Mustardがあったのでこれを使ってしまうことにした。マスタードはたっぷり塗るので、おでんを食べる時に使うようなカラシは不可である。マスタードを塗った肉を200度のオーブンに入れて15分ほど焼く。塊の肉なので火の入り具合を確認するのが厄介だが、ナイフを刺して中の様子を覗いてみるというのが最も確実な方法だ。ホイルで蓋をするなどして、蒸し焼き風にしたほうが、火の通りがよいだろう。
付け合せはキャベツである。豚とキャベツの相性はすばらしい。単に千切りにするだけでも勿論よいが、今回はザワークラウト風のものを作る。本物のザワークラウトは漬物なので、すぐにできるものではない。あくまで「風」である。キャベツの小さいのを、芯を除いてやや粗めの千切りにする。それを鍋に入れ、白ワインを1本加える。どんなワインでもよいが、高価なものはもったいないので、今回はスーパーのハウスブランド品「Spanish Medium White Wine Vino De La Tierra De Castilla」(アルコール度数11%、750cl、2.99ポンド)を使った。キャベツがしんなりとすれはできあがりだが、一旦火からおろして2日目になったもののほうが当然味が染みておいしい。好みに応じてワインビネガーで味を整えるとよりザワークラウトに近づく。
深皿にキャベツを山盛りにして、その上に食べやすい大きさに切った豚肉を並べる。ご飯よりもパンのほうが合うが、これも好み次第だ。簡単美味で身体が喜ぶ。あまりこの国で牛肉を口にしたくないということもあるが、好みとしては牛よりも豚のほうが好きである。中華料理も西洋の影響を強く受けるようになる19世紀以降は牛肉を使った料理が増えたが、もともと食材としては牛よりも豚のほうが好まれていたという話も聞いたことがある。東洋人には豚のほうが嗜好に合うのかもしれない。
なお今回の料理は、以前、トラッフルの料理教室で教えて頂いたものを簡便にしたものである。クレジットとして、このことを書き添えておく。
近所のスーパーでBritish outdoor reared pork half filletsという526gのパックを5.78ポンドで買った。これに塩胡椒を施して、本来ならグリル板でさっと焦げ目を付ける程度に焼くのだが、そういう気の利いたものを持ち合わせていないのと、仮に持っていたとしても、激しく煙が出るので、換気装置が付いていない現在の住処ではそのような調理はできない。そこで、とりあえず250度に熱したオーブンに入れて、表面を軽く焼く。
焼き色がついたら取り出し、表面に粒マスタードを塗りたくる。本当はディジョンマスタードのほうがよいのだが、たまたま手元に使いかけのMAILLE社製Wholegrain Mustardがあったのでこれを使ってしまうことにした。マスタードはたっぷり塗るので、おでんを食べる時に使うようなカラシは不可である。マスタードを塗った肉を200度のオーブンに入れて15分ほど焼く。塊の肉なので火の入り具合を確認するのが厄介だが、ナイフを刺して中の様子を覗いてみるというのが最も確実な方法だ。ホイルで蓋をするなどして、蒸し焼き風にしたほうが、火の通りがよいだろう。
付け合せはキャベツである。豚とキャベツの相性はすばらしい。単に千切りにするだけでも勿論よいが、今回はザワークラウト風のものを作る。本物のザワークラウトは漬物なので、すぐにできるものではない。あくまで「風」である。キャベツの小さいのを、芯を除いてやや粗めの千切りにする。それを鍋に入れ、白ワインを1本加える。どんなワインでもよいが、高価なものはもったいないので、今回はスーパーのハウスブランド品「Spanish Medium White Wine Vino De La Tierra De Castilla」(アルコール度数11%、750cl、2.99ポンド)を使った。キャベツがしんなりとすれはできあがりだが、一旦火からおろして2日目になったもののほうが当然味が染みておいしい。好みに応じてワインビネガーで味を整えるとよりザワークラウトに近づく。
深皿にキャベツを山盛りにして、その上に食べやすい大きさに切った豚肉を並べる。ご飯よりもパンのほうが合うが、これも好み次第だ。簡単美味で身体が喜ぶ。あまりこの国で牛肉を口にしたくないということもあるが、好みとしては牛よりも豚のほうが好きである。中華料理も西洋の影響を強く受けるようになる19世紀以降は牛肉を使った料理が増えたが、もともと食材としては牛よりも豚のほうが好まれていたという話も聞いたことがある。東洋人には豚のほうが嗜好に合うのかもしれない。
なお今回の料理は、以前、トラッフルの料理教室で教えて頂いたものを簡便にしたものである。クレジットとして、このことを書き添えておく。