熊本熊的日常

日常生活についての雑記

春の嵐

2010年04月01日 | Weblog
ようやく春らしい気温になったと思えば、風も強く、JRの運行に支障が出るほどであった。仕事帰り、東京駅を0時20分頃に発つ京浜東北線大宮行き最終電車に乗ったものの、秋葉原で遅延している総武線各駅停車との接続を取り、その接続で車両が一気に混雑したので、このままでは田端で降りることができなくなってしまうかと思っていたら、日暮里で下車する人が多かったので、その流れに乗ってホームへ出た。ここで山手線に乗り換えようと思ったら、これが遅延。構内放送によれば、ようやく東京駅を発車したところだという。

毎日のように遅延を繰り返していると、さすがに駅員のほうも、そろそろ客にぶん殴られやしないかと緊張するらしく、しつこいほどに遅延状況を知らせる放送が入る。遅延して東京を発った山手線内回り品川行き最終列車は、秋葉原で同じく遅延している総武線の接続を取るためさらに遅延する。ようやく到着した山手線に乗ると、今度は遅延している京浜東北線赤羽行き最終列車との接続を取るため、田端で足止めをくらって、さらに遅延を重ねる。結局、巣鴨に到着したのは1時20分頃になった。東京から巣鴨までの所要時間1時間、通常の3倍である。

今日は遅延くらいで済めば幸運なほうで、京葉線は運休だ。それほどの強風だったのである。それにしても、首都圏のJRがダイヤ通りに運行されている日というのはあるのだろうか。理由はいろいろあるようだが、先日書いたように当てにならない時刻表は、この際非公開にして、職員が努力目標として内部資料として扱うということにしたほうがよいのではないか。

ポーカーというゲームで、手札が思わしくないときは、全部の持ち札を一度に交換してしまうという手がある。この際、JRも全職員を一旦解雇して、改めて募集をかけるということも考えたほうがよいのではないか。主だった新聞や街の掲示板に「JR東日本 正社員募集」という広告が出れば、そこに至る事情はどうあれ、「景気が良くなったのかな」という錯覚も生まれるかもしれない。「誤解も信用のうち」ということを言う人もいる。たとえ錯覚でも多くの人が前向きな気分になれば、結果として個人消費にはプラスの要因になるだろう。政治にはそういう方便も必要なのである。