昨日 まだ空気が冷たい8時頃から
お墓を掃除した
林のそばにあるうちのお墓
木の枝や葉っぱが落ち
栗や杉の渋で墓石が黒ずむ
いつもの年なら雪解けすぐに
かわいそうで掃除をするのに
今年はしなかった
掃除をしながら墓石に刻まれた
「建立 ○○○○ 」 と書かれた
夫の名前を見る
本当は建立したのは母(姑)だ
父(舅)が亡くなった後だった
母は息子の名前にしたのだ
あの時 「いいべ?」
(いいでしょう?)と
母は私たちに聞いた
「母さんの名前にしたら?」という私に
「すぐにオラも入るから」
(私もすぐに入るから)
「○○の名前にしていた方が見場(体裁)がいいべ?」
と答えた
母はいつもいつも
人生の道しるべだった
お墓を掃除しながら
今も逢いたい母を思った