庭にワレモコウが咲きました。
秋の高原に咲く花です。
赤褐色の花穂には花という感じがなく、
実のようにも見えます。
箱根湿性花園の仙石原ススキ高原に面した一角で
よくオミナエシとワレモコウを見てきました。
花好きの知人にワレモコウの写真を送ったら、
小さな花の集まりでルーペで初めて見たとき
感動したと返信がありました。
「吾亦紅」と書き「吾もまた紅なり」というのが
一般的で季語に使われます。
吾もまた花だと思ふ吾亦紅
長嶺 勇(清月俳句歳時記より)
庭にワレモコウが咲きました。
秋の高原に咲く花です。
赤褐色の花穂には花という感じがなく、
実のようにも見えます。
箱根湿性花園の仙石原ススキ高原に面した一角で
よくオミナエシとワレモコウを見てきました。
花好きの知人にワレモコウの写真を送ったら、
小さな花の集まりでルーペで初めて見たとき
感動したと返信がありました。
「吾亦紅」と書き「吾もまた紅なり」というのが
一般的で季語に使われます。
吾もまた花だと思ふ吾亦紅
長嶺 勇(清月俳句歳時記より)
酔芙蓉(スイフヨウ)は八重咲きの園芸品種で
一重咲きの芙蓉と区別されます。
咲きはじめは白色で、やがて日差しを浴びて
淡い紅色に、午後には濃い紅色に変化します。
その日は日差しが弱く午後の花は淡い紅色でした。
赤く染まった花色が酔ったように見えることから
酔芙蓉の名前がつきました。
以前、南足柄市の酔芙蓉まつりに立ち寄ったこと
があります。
その日は曇天で午後1時ごろの酔芙蓉は白色の
ままで、花色の変化は見られませんでした。
庭の裏に大名竹を10本ほどを植栽しています。
竹の中は半日陰で秋海棠(シュウカイドウ)が
雑草のように増殖しています。
葉のわきにできるムカゴが運ばれてきたようです。
淡紅色の花についた黄色い球が美しいです。
中国から渡来した帰化植物でベゴニアの仲間です。
秋海棠をはじめて見たのは、栃木市郊外の出流山
(いずるさん)満願寺でした。
奥の院の山側が一面に淡紅色の花で埋め尽くされて
いました。
秋海棠を詠んだ芭蕉の句があります。
秋海棠西瓜の色に咲きにけり
追分市民の森でヨウシュヤマゴボウを見ました。
花茎の高さが1m以上あり、ブドウに似た黒い
果実がついていました。
北アメリカ原産で,根がゴボウに似ているので
この名前がつきました。
以前、森の中で紅葉したヨウシュヤマゴボウが
印象に残りましたが、その後紅葉した姿を見て
いません。
大形の植物であるがゆいに、秋になると茎の重みで
形が乱れて見苦しくなります。
追分市民の森の水路沿いに葛(クズ)の花が
咲いていました。
まだ咲きはじめでした。
露出した花より葉に隠れて咲く葛の花がいいです。
葛の花を詠ん折口信夫の有名な和歌があります。
葛の花踏みしだかれて色あたらし。
この山道を行きし人あり
葛の花は秋の七草のひとつです。
水路際につる性のセンニンソウの白い花が
咲いていました。
羽毛状の白い実を仙人のヒゲに見立てて
この名前がつきました。
ツツジの上の目当てのセンニンソウの
大株は刈り払われていました。