風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「夏のプラタナス(スズカケノキ)」

2016-07-06 07:29:46 | アート・文化

 

かつては人気の街路樹だった落葉樹のプラタナスです。
大きく広い葉、樹幹のこぶ、樹皮が剥がれた跡の薄緑の肌など、描きたくなる木のひとつです。

何年も前、ヨーロッパの街で目にしたプラタナスの巨木の存在感に圧倒された思い出がよみがえります。

日本には明治期に導入。全国各都市の街路樹や公園などのシンボルツリーとして植樹され、ひと昔前は名古屋のメインストリート・広小路通の街路樹にもなっていました。

しかし、大きな落ち葉の掃除や旺盛に伸びる枝の伐採など、手間と費用がかさむために激減。名古屋では愛知県庁舎・名古屋市庁舎前や鶴舞公園などで見かけるぐらいになりました。


鶴舞公園の奏楽堂を囲むようにして並ぶプラタナスは太さ、容姿ともなかなかのもので、描いたのはその一本です。

以前も鶴舞公園のプラタナス描き、掲載しました。
http://blog.goo.ne.jp/kyuukazan/e/98bf37501ee8bb23c5fcdc4ee1a340f0
春先のプラタナスですが、落葉した姿も好きです。

 

  
名古屋・広小路通のプラタナスの街路樹(名古屋市公式ウエブサイトから)




上下とも以前描いたプラタナスです