風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「金閣寺の歴史を見てきたイチイガシの根元を描く」

2016-07-18 06:25:48 | アート・文化

 

神社や寺の境内には、必ずといっていいほど巨木や古木がありますが、京都・金閣寺(鹿苑寺)のシンボルツリー「イチイガシ」も、その一本です。

金閣寺の説明書きによれば、このイチイガシは金閣寺の伽藍配置が現在のように整備された江戸初期からあるとされています。だから以後400年間の金閣寺の歴史を見てきたわけです。

植栽されたのか、以前あったのを残したのかは定かではありませんが、京都では数少ないイチイガシの巨木として京都市の天然記念物に指定されています。

木の全体を描くか、根元を描くか考えましたが、巨大でたくましい生命力を感じる根元の印象が強かったのでこちらにしました。
苔むした根元から真っすぐ伸びる一本の若木も外さずに描きました。4号ですが、いずれ大きくしたいと思っています。