風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「木曽川べりの中山道太田宿へ=水彩画教室のスケッチ会」

2016-07-13 20:36:19 | アート・文化

 







水彩画教室のスケッチ会で、岐阜県美濃加茂市の太田宿へ。
あいにくの雨まじりの中、今なお残る宿場の風景や酒蔵などを見てきました。

太田宿は江戸時代の五街道のひとつである中山道51番目の宿場町。国の重要文化財・脇本陣林家住宅は、僕の故郷・高知が生んだ板垣退助が1882年4月、ここに泊まった翌日、岐阜での遊説中に暴漢に襲われたと知りました。
その時に口にした「板垣死すとも自由は死せず」はあまりにも有名です。

訪ねた酒蔵は、美濃の酒「御代櫻(みよざくら)」の生産現場。巨大なタンクや絞り装置、火入れ装置などを案内してもらい、自分への土産として一本購入して、酒蔵のそばを流れる木曽川河畔へ。

楽しみにしていた木曽川は雨で増水して満足できる取材はできませんでしたが、改修が進んだ堤防を目にして、川べりの住家約5000戸が浸水した1983年の水害を思い出しました。