リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

言論の操作には右も左もない

2014年09月11日 | 日々の風の吹くまま
カレシを英語教室に送り出した後はだらだら。朝から何か腰が痛い。しばらく座っていて立
つと痛いし、脚の後ろの筋肉も痛い。そう言えばゆうべは久しぶりにヒールを履いて出かけ
たんだった。ごく普通のパンプスだけど、それでも高さ7センチはある。運動不足で背筋が
やわになったのかな。背筋をしゃきっと伸ばさずにヒールで歩くと体の負担が大きい。(ピン
ヒールを履いて猫背に内股で歩く若い女性の後姿は何とも痛々しい。)はて、年相応なロー
ヒールの靴を買った方がいいのか、考えてしまうな。

きのうはスト中の教員組合の「政府が拘束力のある仲裁に応じたら職場放棄をやめるか」
という投票があって、組合員の99%以上が賛成したと発表。政府がすでに仲裁を拒否して
いるのに、仲裁に応じるならストを止めてあげるよと言ってみても無意味だと思うけどな。教
師の組合にしてはあまり頭がよろしくない。昔、医師会との医療報酬の交渉がこじれて拘束
力のある仲裁にかけたら、桁外れの裁定で予算が大赤字になって増税せざるを得なくなり、
結果的に総選挙で大敗した政権があった。選挙民はストなんか解決すればケロッと忘れる
けど、増税の恨みはそう簡単に忘れないからなあ。

労働組合の投票で思い出すのは、公務員時代のストで、組合が政府のオファーを受諾する
かどうかを組合員に諮ったときのこと。投票用紙を見たら上に「NO」、その下に「YES」と印
刷してあって、拒否しろと言う暗黙の圧力。あまのじゃくのワタシは「YES」に投票したけど、
ストをするかどうか投票したときは上が「YES」で下が「NO」だったから、あれは一種の言論
操作だな。また、今日の新聞は「上位10%の富裕世帯が州の財貨の半分を持っている」と
左派のシンクタンクが報告したと報じていたけど、その10%が所得税収入全体の80%を
負担しているということは、もちろんおくびにも出さない。だって、金持からもっと搾り取りた
い社会主義派には不都合だもの。

言論の操作や統制は民主主義に反することだけど、人間は支配することに魅せられると、
右翼も左翼もまったく同じにその誘惑に乗って、あの手この手で不都合な真実を隠そうとす
るらしい。だからこそ、知らないうちに思考も心理もうまく操られて、やがて気がついたら・・・
なんてことにならないように、何でも自分の頭で考えてみる習慣をつけておかないと、とは
思うんだけど、玉石混交の情報が溢れる今の時代はなかなか・・・。