リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

秋は何かと物思う季節?

2014年09月21日 | 日々の風の吹くまま
ちょっと夏がぶり返したような陽気。「夏」は今日が最後で、明日9月22日の太平洋夏時間
標準時(PDT)午後7時29分(日本時間23日午前11時29分)に秋分になって、公式に「秋」
が始まる。夏至と冬至は地球が精一杯傾く日で、春分と秋分はしゃきっと直立する日。地球
は前のめりになったり、仰け反ったりしながら太陽の周りを回っているんだよ、と教えてくれ
たのは小学校の先生。そのときに思い浮かんだのは太陽の周りをスローモーションでお辞
儀と気をつけを繰り返しながら回っている地球くんの図。ヘンなことを考える子だったな、ワ
タシ。今でもそうだけど・・・。

秋。実りの秋はますます食欲の秋で天高く馬肥ゆる秋。女心と秋の空に男心と秋の空で互
いにあさっての方に秋波を送って秋風が吹き、物言えば唇寒し秋の風。危急存亡の秋が来
て、一葉落ちて天下の秋を知り、秋の日はつるべ落としで秋の夜長・・・。危急存亡の「とき」
が秋なのはおもしろい。「女心と秋の空」とか女は心変わりしやすい浮気性みたいなことを
言っているけど、元々は「男心と秋の空と」だったそうな。江戸の頃、男は女ほどに貞操を求
められなかったから浮気のし放題だったらしい。でも、「男もすなる浮気というものを女もして
みんとする」男女同権の世の中なら「男女心と秋の空」の方がふさわしいと思うけど。言葉
は世につれ、でしょ?

相変わらずヘンなことを考えるワタシ。けさは目が覚めた真っ先に「本を書こう」と思った。そ
れも芝居でも小説でもなくて、ノンフィクション。前からもしも書き上げたら親しい人の娘さん
に贈りたいと思っていた「本」。とても辛い思いをしたこの人には自分の手でたくさん幸せを
つかんでほしい。まあ、その小さな、小さなきっかけのひとつになればこんなにうれしいこと
はないと思ったまでで、ヘンな人生訓を垂れて人さまを幸せにしようという大それた考えは
ないんだけど、目が覚めたときにずぼらなワタシの中に住むまじめなワタシが「書きなさい
よ」と言ったのだった。

なぜか今日は心持ちが何となく違って感じるのは物思う秋だからかな。思索の秋?芸術の
秋?秋って何かとやる気が出る季節みたい。秋という漢字は収穫して束ねた作物を乾燥さ
せるというような意味があるらしい。まさに収穫の秋。人生の秋が冬になる前に、収穫した
ものをしっかりまとめておけってことか。一世一代の本、書けるのかな?