リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

裸のスシを食う虫も好き好き

2014年09月15日 | 日々の風の吹くまま
月曜日。新学年はまだ延期中。川向こうのリッチモンドのホテルでの缶詰交渉は午前2時ま
で続いたとか。ホテルの外では報道陣がキャンプを張って発表を待っているそうで、近くに
あるマクドナルドは思いがけず大繁盛。今日も交渉が続いて、夜に入ってどうやら労使がひ
とつの部屋で対面で話し合うところまでこぎつけたらしい。まあ、どっちも負けたと言われた
くないだろうけど、連日の午前様はしんどいよね、ほんと。

ここのところ「バンクーバー進出!」と新聞をにぎわし、フェミニスト団体が「禁止すべき!」と
げんこつを振り上げているのがNaked Sushi。トロントでその名前で成功した仕出しの会社
がバンクーバーでも営業を始めることにしたそうで、直訳するとずばり「裸寿司」。要するに
日本では「女体盛り」と呼ばれる変態的イベントのことで、最近は北米各地で男だけのパー
ティや企業接待での新趣向として広まっているらしい。どの新聞にもスシを盛り付けられた
女性の写真入りで「nyotaimoriという日本の伝統風俗である」と説明しているから、ゲゲッ。

フェミニストが女性をモノ扱いしている、セクシズムだと批判しても、日本の伝統文化を禁止
しろというのはレイシズムだと反論されれば黙らざるを得ないだろうな。たしかに日本の伝
統的な性風俗には違いないけど、もしかして、「クールジャパン」の一環として日本政府が世
界に広めているってことはないだろうな。まさかね。だいたい人間の生温いおなかに乗っけ
た寿司なんて生臭さそうで食べる気にならないけど、興味半分でこの会社のサイトをのぞい
て見たら、あはは、新宿は歌舞伎町のキャバクラのサイトみたいで、スシが売り物じゃない
のは一目瞭然。ま、男にはまた別の味覚があるってことかも。

「裸の寿司」のオーナーシェフという男性は人種はアジア系ではないようだけど、「hottie(セ
クシーな子;ただし、イギリスでは「湯たんぽ」)」として紹介している女性たちを見るとほとん
どが東アジアか東南アジア系で、やっぱり歌舞伎町のキャバクラの風景を想像してしまう
(行ったことないけど。)要するに、呼び方はどうあれ日本の「伝統的水商売」の渡来というこ
とで、お上品な文化だけを海外に発信することはできないという例えかな。こういう日本の
「伝統」が世界に広まることが良いことかどうかは日本の人に聞かないとわからないけど、
世界遺産になった「和食」の伝統と混同されなければいいんじゃない?

何ちゃって和風の貝づくし

2014年09月15日 | 日々の風の吹くまま
今年初めにオーロラ見物に来ていた親戚の奥さんがときどきFBに料理の写真を載せてい
る。今は和食に凝っているそうで、彩りや盛り付けのセンスのいいこと。しっかり刺激されて、
ワタシもちょっと「何ちゃって和食」を作ってみようかなと言う気になって来る。(あくまでも「何
ちゃって」だけど。)仕事のない日が続くとちょっぴり手をかけて料理をしようという気にもな
るので、思い立ったが吉日とフリーザーをかき回した結果が「貝づくし」。でも、いかんせん、
和食の盛り付けは知識不足なので、思いつきで機内食風に・・・。

     

メニューはBC州の帆立て貝、韓国の牡蠣、アラスカのほっき貝、ベトナムのはまぐり。

分厚いホタテの貝柱は半分にスライスして、ゆず胡椒でマリネートしてからバター焼き。山
椒の粉をちょっと振って、かいわれを添えた。冷凍の牡蠣は絹さやといっしょにゆず醤油で
お皿ごと蒸しただけの思いつきの一品。カレシが殊のほか気に入って、次はもっと作れ、と。

ほっき貝は大好きな炊き込みご飯。子供の頃に母が作ってくれたなつかしい「おふくろの味」
だけど、これは麦入りの発芽玄米で炊くので味も色もワタシ風。はまぐりはカレシが大好き
なねぎ入りの澄まし汁。Hマートで買って来た太い長ねぎはいつも使うあさつきのような細
いねぎよりもずっとねぎらしいうまみが出ておいしかった。

どこへも飛ばない極楽とんぼ航空では、機内でのお食事に「何ちゃって和食風」をご用意い
たしております。ということで、和食風はお箸でなきゃと、ワタシも今日はちゃんとお箸を使っ
て食べた。(実は左利き用の「エジソンの箸」で練習してみたけどダメだったので、思い切り
マナー違反?の箸使い。ま、老いた犬にもねずみにも芸は仕込めないし・・・。)