リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

外野席の野次馬だけど

2014年09月19日 | 日々の風の吹くまま
昨日は世界の向こうとこっちの「投票結果」で暮れた。「連合王国」は連合したままだし、BC
州では来週から3週間遅れの新学年が始まるし、すべて世は事もなし。でも、先生たちは準
備の時間が足りない、タイヘン、タイヘンと言っているらしい。学年が終わらないうちにスト
に入ってから3ヵ月もの間何してたんだろうな。政府が要求を呑めばすぐに授業を始めると
言ったのは単なるはったり?スト中は仕事はノータッチ?

聞くところによると、あわてて学校用品を買いに走る親もいるらしい。先月ならどこでも恒例
の学校用品セールをやってたのに。先生たちも親たちも早くストを解決しろとせっついて、い
ざ解決したら準備ができていないと慌てふためくなんて、どうなってんの?長らく犬猿の仲
の政府と教員組合がそうそう簡単に折り合いをつけるわけがないと、どっぷり夏休みモード
だったのかな。交渉が急転直下で妥結することなど珍しくもないのにね。これ、雪の予報が
出ていたのに雪が積もってから慌ててシャベルを買いに走るのと同じだから、人間の心理
はおもしろい。

小町横丁に住む人たちの心理模様はもっとおもしろい。ワタシはわりと物好きな野次馬なも
ので、かれこれ10年以上も外野席から岡目八目の観察。(ついでに新しい日本語も覚え
る。)昔はもう少し「横丁」らしい人間模様があったように思うけど、近頃は社会の風潮を反
映しているのかずいぶん空気が変わって来ている。縦糸のテーマは、された、言われた、し
てくれない、もらえない、お礼がない、何が嫌、誰が嫌い。はては「自分は悪く(間違って)な
いですよねっ」。これに妬み、僻み、不公平感(ずるい)の横糸を通して織り上がるのが疑心
暗鬼と被害妄想のタペストリー。並んだタイトルを見ているだけで寸劇のひとつくらい書けて
しまいそうだからおもしろい。

ネガティブな人間は世界のどこにでもいるけど、こんなにも生き難そうなのはどうしてかな。
水準の高い教育を受けて、恋愛もして、結婚もして、家族がいて、友達がいて、衣食住にこ
と欠かなくて・・・でも、心のどこかに大きな空洞がありそうだし、少しの違いや差がある(で
きた)だけで人との付き合い方がわからずに悩んでしまう。自分に自信が持てないでいるの
かな。それとも自己肯定感を他人に求めているのかな。自分のせいでないとしたら、家庭の
せい?教育のせい?社会のせい?外野席の野次馬には答えられないけど、誰のせい?