リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

地震と津波と火山噴火と

2014年09月27日 | 日々の風の吹くまま
週末仕事を置いて行かれて、今日中にやらないと明日の午後にあるArts Clubの高校生
向け劇作ワークショップLEAPの作品発表会に行けなくなる。エライさんの訓示みたいなも
のだから簡単!と高を括っていたら別のところからたってのお願い仕事。まあ、のんびりが
気楽なことには違いないけど、仕事をしていないこと自体に飽きて来ているから、よし、やっ
たる。ついでに、東京の会議で声をかけて来た別会社(競合会社)の話に乗ってもいいか、
社長に聞いてみようかな。でも、忙しくなるのは嫌だなあ・・・。

とりあえず今日の夕食のサムゲタンをスロークッカーに仕込んで、午後だけのんびり。きの
う御嶽山が噴火して、監視カメラが捉えたその瞬間に人間の力ではとうてい作り出し得ない
レベルの破壊エネルギーを見た気がした。噴火を世界に報じたロイターズは「火山は東京
の西200キロで、近くに原子力施設はない」と記事を締めていたけど、フクシマは(朝日の
チョンボ以外は)日本のメディアに半ば忘れられた感じでも、海外メディアにはまだ関心が
高いということか。日本には活火山が100以上あるそうで、狭い島国にそんなにもひしめい
ていたら原発を建てる安全な場所なんかあるわきゃないだろうと思うんだけど。

ワタシは日本にいた間の子供時代に地震も津波も火山噴火も経験した。昭和27年3月の
十勝沖地震はM8級で、4歳直前のワタシは7ヵ月半の妹を抱いた母が「ついておいでっ」と
叫んだのに家の中に取り残されてしまった。長い揺れの中で開け放された窓の敷居にしが
みついて泣き叫んでいた自分を今でもなぜか覚えている。1960年のチリ地震津波のとき
は6年生で、興津(おこつ)という名前の海岸に遠足に行く日。もちろん遠足は中止になった
けど、津波の到達が数時間遅かったら、ワタシは今こうして生きていないと思うとぞっとする。
火山の噴火も小学生の頃で、いつも遠くでのんびり煙をたなびかせていた雌阿寒岳が噴火
を繰り返した時期があった。セントへレンズが噴火したときはバンクーバーにもうっすらと灰
が降ったっけ。人間同士で覇権を争うのはいいけど、地球上の究極の覇者たる自然の力を
侮るなかれ・・・。

     

ふっくらとできたサムゲタン。にらチヂミとごぼうとにんじんのナムルを添えて、何ちゃら韓国
風というところ。高麗人参のせいで体がポカポカを通り越して汗が出てきた。じゃあ、今夜の
うちに仕事をひとつ片付けておこうっと。