リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

肩の力を抜いてみようよ

2017年11月13日 | 日々の風の吹くまま
11月12日(日曜日)。雨。三連休の中日。大嵐が接近中。場所によっては最大風速が25
メートルになるそうで、メトロバンクーバー全域に注意報発令中。警報に格上げされる可能
性もあるらしく、ニュースではしきりに停電に備えるようにとアドバイスしている。ニューウェ
ストはフレーザー川の河口から奥に入ったところにあって、周囲を山脈や丘陵に囲まれてい
るせいか、あまり極端な影響は受けない感じだけど、それでもすごい大風が吹くことには違
いないから、今夜はルーフデッキとバルコニーにある飛ばされそうなものを取り込んでおか
ないと。25階のバルコニーからデッキチェアが吹っ飛んだことがあったし・・・。

暇だから午前中は新しい脚本の構想を練ることに集中。場所は郊外の分譲団地。ちょっと
気取って説明すると、人間観察を趣味とするペットの老犬をナレーター的な役に仕立てて、
娘の結婚式を控えた50代半ばのおじさんの一家の騒動記をコメディタッチで展開・・・という
ところ。タフな男の権威の発揚に必死のおじさん、隠れフェミニストの奥さん、遠くに住む長
男、でき結婚を仕組む長女、上の2人と年が離れていて父親に「アクシデント」と呼ばれる高
校生の次男。この家族に長女の(こてこて保守の)婚約者、結婚式に帰って来た長男が連
れて来たルームメイト(男)、さらに隣のおせっかいおばさんを絡めたら・・・?

ともすれば堅苦しくなるテーマのストーリーを、軽口をたたくのが得意なワタシがコメディに
仕立てようというわけだから、ナレーター役の老犬は絶対に長い垂れ耳のバセットハウンド
でなくちゃ。短足だからローアングルから人間さまを見て、いつも上目遣いで「何でやねん」
と困惑したような顔をしている哲学者犬に、気立てはいいんだけど地頭はちょっとどうかと
いう生意気盛りの次男坊を絡ませてみたら、ちょっと漫才っぽい雰囲気になるかもしれない
な。重々しいテーマの作品を渾身の力で書き上げるなんてきつい仕事は主義主張に確信を
持った人たちに任せることにして、目指すはニール・サイモン・・・。

最近は、演劇界にも時事問題に関する(作者の)主義主張を強く押し出して、上から目線的
に「考えろ!」と迫るような、肩の凝る作品が溢れている感じがするから、時事問題にぼかし
をかけて、肩の力を抜いて楽しんでもらえる娯楽的な作品があってもいいんじゃないかと思
うんだけど、はて、どうかなあ・・・。