リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

心筋梗塞は青天の霹靂のごとく

2017年11月30日 | 日々の風の吹くまま
11月29日(水曜日)。雨模様。いやはや、大変な一夜で、カレシが何と心筋梗塞で入院。
きのう夜9時過ぎに猛烈な胸焼けになって、消化不良だと思っていたら嘔吐2回。胸や喉が
痛いのは無理して吐いたせいかと思っていたら、今度は猛烈な胸痛。救急センターへ行
く?と聞いたら、「大丈夫だよっ」と拒否。でも、痛みがひどくなるようなので、救急車を呼
ぶ?と聞いたら「大げさだっ」。一度は救急センターに行こうと言い出したけど、「ひと晩寝た
ら治る」とベッドの中でうんうん。救急車を呼ぼうよと言ったけど、「いいよ」と言いながら胸
が痛くて眠れないと愚痴。じゃあ好きにしなよと突き放したら、やっと「救急センターに行く」。

ということで、急いで着替えをして、カレシが自ら運転する車で10分ほど先の総合病院の
救急センターに行ったら、トリアージュで「優先」の判定。まず心電図を取られて、治療室の
ベッドに寝かされて、採血や点滴やらの針をぶすぶす刺されて、除細動器につながれて、
心臓急患が専門のイケメン看護師に「心筋梗塞ですね」と言われて、「信じられないなあ」。
でも、救急センターに来たのは賢明な判断だった、朝まで待ったら助からなかったかもと言
われて絶句。ステントを入れるためにカテーテル治療室に入って、ワタシは外の寒々とした
廊下の椅子でうとうとしながら待機・・・。

処置後は治療室に入ってカレシと一緒にドクターの説明。血管造影の写真や図を見せて、
造影検査で右冠動脈の上方と中程2ヵ所でそれぞれ99%、70%塞がっていて、ステントで
処置したけど、別に左回旋枝の中ほど2ヵ所がそれぞれ90%、80%塞がっていて、こっち
はバイパス手術で対応するとのこと。カレシが病室に入ったのは午前6時で、救急センター
に来てから何と5時間のほぼ徹夜。慣れない道筋を走って帰って来て、3時間ほど横になっ
てから朝ごはんを食べて、カレシが所望したiPodやSurface Bookやマウスや充電コード
や携帯や耳栓やらを持ってまた病院へ。腕も体もチューブや電極だらけのカレシはけっこう
元気で、看護師さんを冗談で笑わせていた。

でも、間一髪だったんだよね、ほんと。心筋梗塞は何年もかけてじわじわ進行するんだそう
で、去年の冬の散歩の後での胸痛や最近の疲れやすさはどれも古典的な兆候なんだとか。
健康だと思っていたから見逃したんだろうな。カレシは「これからは言われた通りにするよ」
と殊勝な面持ちだけど・・・。