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リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

魔法にかかっちゃったかな

2018年07月12日 | 日々の風の吹くまま
7月11日(水曜日)。晴れ。暑くなって来た。今日の予定は午後なのでけっこうのんびり。朝
一番でビタミンB12の注射に出かけたカレシが帰って来て「今日はスラニナ先生がまだ来
ていなくて、当番の医者が注射してくれたけど、へったくそで腕が痛いよ」。ははあ、スィート
スポットを外しちゃったんだな。後1回分残っているそうだから、何だったら先生のいる日に
予約を入れとこうか?

タイの洞窟に閉じ込められていた13人が無事に救出されたので、誰かがもう映画の脚本を
書いているだろうなと思っていたら、ハリウッドのプロデューサーがもうタイ入りして、脚本家
を探しているという話で、やっぱり。「見る人を大いに元気づけるような映画ができる」という
けど、「金になる映画ができる」の間違いじゃないの?映画化を画策している制作会社は他
にもたくさんあるらしい。でも、過去に作られた似たような映画は、お金をかけて鳴り物入り
で作ったものも含めて、軒並みハズレで終わったようだけどね。世間の関心が薄れないうち
に映画に仕上げて配給しなきゃってんで、どうしても焦るから結局は駄作になっちゃうんじゃ
ないのかな。

ランチの後、ワタシはPTC(劇作家センター)の芸術監督ハイディとのミーティング。非営利
団体としてカツカツの資金で運営されているもので、オフィスも古いチャイナタウンの一角。
でも、メインストリート駅からユニオンストリートを目指して歩いていたら、あら、CN(国鉄)の
駅の前の公園ではファーマーズマーケットが開かれてにぎわっているし、メインストリート沿
いには何となくしゃれた感じのカフェや店があったり、道路の西側はマンションが並んでいた
りで、ずいぶんお上品になっちゃった感じでびっくり。

ハイディはとっても感じのいい人で、コーヒーを飲みながら、印刷して持って行った翻訳者協
会の文集に載せたエッセイを見せて、レイモンド・カーヴァーの原作と村上春樹の訳を読ん
だときの印象が違っていたことや異文化の壁を越える翻訳の難しさを論議。民族に関係なく
キャスティングできる「普通のカナダ人」のドラマをユーモアで包んで書きたいというワタシに
「おもしろい実験だと思うわ」。あっという間に1時間が過ぎて「ぜひまた会っていろいろ話し
たいわ」と言ってもらえて、うれしい!なぜか帰りの電車の中で第2作のテーマがふっと浮
かんで来たから、何だか魔法にかかったみたい。「幸せって何?」って、うはぁ~。