7月16日(月曜日)。晴れ。異常高温警報発令中。近年は軽く30度まで行ってしまうから、やっぱり地球が暑くなっているってことなんだろうな。でも、我が家はエアコンがないけど、外が30度を超えても窓の開け閉めでけっこう快適に過ごせるのがいい。間取りはWを逆さまにして広げたようなL字型で、Wの2つの山が真東に当たるので、午前中に日が入る寝室やオフィス、ダイニングがあるLの一辺は正午を過ぎると日陰になるし、もう一辺は角のリビングが2時を過ぎると上階のバルコニーの陰に入り、キッチンにつながった園芸ルームとスペアの寝室は奥行きの深いバルコニーがあるおかげで直射日光が中まで差し込まないので夏でも涼しい。[写真]
デベロッパーが広いユニットを配置して高値をつけたがる眺望の一番いい向きが東角だったのは運が良かったと言えるかな。大きなユニットが3戸しかない最上階は全室エアコン付きだけど、その下3フロアの東角の(一番大きな)ユニットは売り出し当初にエアコンがオプションになっていたらしく、聞くところによると実際についているのは我が家のすぐ上だけ。それもよく窓が開いてるところを見ると、新しいオーナーはあまりエアコンをかけていないのかもしれない。我が家も最初の買主が希望しなかったからついていないわけで、後付けは可能らしいけど、今のところは必要を感じない。というわけで、快適ではあるんだけど、ルーフデッキに面した東角のオフィス(一番小さい寝室)だけは、せいぜい10平米のオフィスにPC2台、プリンタ1台、人間2人がほぼ1日を過ごすのに、隅にひとつしかない小さな窓からの風通しが良くないもので家中でダントツに暑い。それでもダイソンのタワー扇風機1台で何とかなっているのは湿度が低いせいかな。
窓壁が2面なので「金魚鉢」と呼んでいるオフィスで、ワタシのスペースはその窓壁の角。前を見ても、横を見ても、空と連なる山並みとフレーザー川。視界の8割は空なので、刻々と形を変えながら流れる視界いっぱいの雲やその視界を横切る旅客機を眺めて、のんびり白日夢を貪っていると、いろんなイメージやストーリーが浮かんで来る。ベースメントの外が見えないオフィスにモグラのように閉じこもって仕事をしていた頃には想像もできなかった解放感というか気持の広がりが15年くすぶり続けていた創作熱を再燃させたと言えるけど、精神的などん底から這い上がるエネルギーになった前回と違って、今度はやり残した夢を追求するためのエネルギー。無事に古希を迎えた今、まだ10年は創作エネルギーが残っていると思うから「これから10年はワタシのもの」。カレシにそう言ったら困ったような顔をしていたけど、カレシと家庭を持ってから43年でやるべきことは全部やったと思うし、ずっと働いて来たおかげで潤沢な年金をもらえるようになったんだから、60年来温めて来た夢に残る人生を賭けても誰にも文句は言われないと思うけどね。