リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

17年間に観た芝居の数99作

2018年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月5日(木曜日)。晴れ。でも、雲がいっぱい。土曜日には雨になるらしい。まあ、ときどき
雨が降ってくれれば、カレシは朝の水遣りを「免除」されて喜ぶからいいか。でも、1階の会
議室での英語教室を今週から夏休みにしたんだから水遣りの時間はたっぷりあると思うん
だけどな。

まとめ買いした(カナダの)芝居の本のうちで、最初に読み始めたのがノーム・フォスター作
の『The Foursome』。Arts Clubで観たのはもう13年前で、芝居を観に行く時間的な余裕
ができて、カレッジの夜間講座で劇作コースを取ってワタシも芝居を書きたいと思い始めた
頃だったな。大学の同窓会に集まったかっての仲良し4人組がゴルフ場でプレーをするうち
に過ぎ去った日々が作った友情の綻びが露出して来るという筋書き。4人のうちで一番イヤ
ミな奴が最後にしっぺ返しを食って大団円というのが痛快だった。舞台で演じると2時間前
後だから、歩き回りながら、記憶の糸を辿りながら、あっという間に読み終わって、ここにも
「ニール・サイモン」がいた!と感激して、ああ、こういうストーリーを書きたいんだ、と胸をふ
くらませてしまうワタシ。

古いプログラムを出して来たついでにシーズン別に仕分けしてみたら、最初にArts Clubに
行ったのが2001年の『そして誰もいなくなった』で、結婚25年の年。そうか、一緒の時間を
作ることで夫婦の関係修復を図るつもりもあったんだな。わりと定期的に行くようになったの
はその5年後で、後援者グループのADCに入ったのが6年前。その間に観た芝居の数は
なんと99本。2度、3度と観たものを数えたら17年間に100回以上Arts Clubに足を運ん
だ勘定で、ここまで来たら「演劇狂い」を自認してもいいんじゃないかな。

次はミシェル・リムル作の『Sexy Laundry』を読もうっと。観たのは2004年だから、だいぶ
昔の話。倦怠期の夫婦がお洒落なホテルの一室で昔の2人を取り戻そうとする話で、それ
より3、4年前の私たちと重なって、ちょっとつまされたな。その続編が『Henry and Alice:
Into the Wild』で、観たのはその8年後。妻アリスから若い頃にショーウィンドウで見てどう
しても着たかったのに諦めざるを得なかったドレス(家庭に入ったために叶わなかった夢)
の話を聞いた夫ヘンリーが「そのドレス、オレが着せてみせる」。ほろっとしたな、あのせり
ふ。うん、ワタシもこれから昔着られなかったドレスを着られるようにがんばらなきゃ。でも、
自分の芝居を舞台で観られるのは何作目になるかなあ・・・。