外がやけに明るいと思いましたら・・一面の銀世界!
・・とまでは行きませんでしたが、屋根に雪が・・・。
白の世界は、いつもの見慣れた景色とは
違った世界に誘ってくれました。
その空は、降ったりやんだりを繰り返して
いましたが、午前10時頃には、
もういつもの青空が戻って来ました。
ただ、いつもと違って、お日様も
顔を出したり、引っ込めたりと、
今日はとても忙しかったようですが・・・。
こんな日は、街もひっそりと静まり返り・・
朝のちょっとした、ざわめきもありません。
こちらの薔薇も、雪を抱いて寒そうです。
ちょっと可哀想かな!?・・とも思ったのですが、
薔薇にとって雪は2度目。
何とか耐えてくれるでしょう。
それにしても、つい2、3日前は
春の陽気でしたのに、今日は厳冬の冬。
この姿のまま年末からここに
こうして君臨しているのですから、
薔薇は何でも知っている筈です。
アンでなくても、
薔薇の声を聞いてみたくなります。
“今夜は雪になりそうです。
あたしは雪になりそうな晩が好きです。
風は「小塔や木々」の間を吹き荒み、あたしの居心地の
良い部屋をいっそう心地良くしております。
最後の金色の葉が今夜、柳から吹き散らされることでしょう。”
今は勿論、雪も降っていませんし、
早くも黄昏時・・を迎えつつあります。
いつもの、すみれ色の空が窓越しに見えます。
でも空気は、冷たく澄んでおり、
今夜は、一番アン気分に近いのかも知れません。
久しく会っていない友人に、手紙でも・・したためてみましょうか。
暖炉に赤々と、火が燃えていれば、なおいいのですが・・・。