【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

音楽で綴る愛~『女の愛と生涯』

2007-02-18 16:07:56 | 音聴箱
   昨日の雨は上がりましたが、
  今朝は一面の真珠色の空に。

   と言っても、目覚めたのは、
  いつもより大分遅い7時半。
  いつもなら、とっくの昔に日は昇っています。

   こんな日は幸いなことに、
  空の写真を撮るまでのことはありませんので、
  もう一度ベッドへ・・・。

   とは言え、せいぜい10分位のつもりが、
  次に目覚めたのは、1時間以上も後のことでした。でも・・。

   “目覚めたのは、
  薔薇色の陽が射す白い冬の午後だった・・・”
 

   ~なんてことにならなくて、良かったです。(写真は午前9時半の空)  
  今は、やっと青空が戻って来ました。









   写真は、曲が一連の愛のドラマを見ているよう
  でもあり、ある意味、『赤毛のアン』 をも
  彷彿させる、シューマンの歌曲、
  『女の愛と生涯』 のレコードです。

  フランスの詩人、シャミッソー の詩に
  曲をつけたものですが、
  1人のうら若き女性の恋の馴れ初めから、
  結婚、出産、夫との死別までを
  歌い上げたものでもあります。

   第1曲、「あの方にお会いして以来」 や第2曲、
  「あの方は全ての男性の中で一番素晴らしい方」 等など・・。

   題名からも分かりますように、
  ロマンティックな恋の歌です。

   その一番素晴らしいと思っていた人からのプロポーズ・・
  とくれば、女性にとっては、幸せの一語に尽きますね。

   この曲は、シューマンの妻、
  クララの気持ちではないかと思ったりしたものです。

   大好きな曲の割には、CDは持っておらず、
  このレコードから録音した、古い古いテープ・・。

   この曲は歌は勿論ですが、伴奏のピアノも同等に、
  その存在をしっかり主張していますので、どちらも楽しめます。







                      Seit ich ihn gesehen

                私があの方にお会いした時から
                   私はめくらになったと思います
                
                私がどこに目を向けても
                   そこには 私はあの方だけしか見ません
                
                目覚めながらにして 夢を見ているように
                   あの方の姿が 私の目の前に漂っているのです
                
                深い暗闇から
                   だんだんはっきりと 浮かび上がって来るのです


                その他の私のまわりにある一切は
                   光なく 色もないのです
                
                妹たちのお遊びには
                   もはや私は興味がありません
                
                むしろ泣いていたいのです
                   静かに小さな部屋の中で
                
                私があの方にお会いした時から
                   私はめくらになったと思います