

今日もスッキリ、晴れ渡った空になりました。
そのせいか、朝の冷えたこと!
でもこの表現、この所の晴れた日の定番になっていますね。
それ程、今年は、いいお天気なのです。
昨夜、あれからもう一度、
鮎川哲也の 『沈黙の函』 が読みたくなって探したのですが・・。
一体、どこにしまったのか・・・。(最近、こんなことばかり)
そんな時、偶々目にした一週間前の新聞記事。
虫の声を、言葉のように聞くのは、
日本人を初め、ごく僅かの民族だと・・以前、
このブログ、虫たちの音楽会 にも記したことがあります。
昨夜のそれは、何とも心楽しい、風流な記事なのです。
日本人独特の美意識は、
古代王朝の時代から和歌などに象徴されます。
それが脈々と、現代にも受け継がれている・・・。
それは何かと言いますと・・・。
な、何と、頻繁な携帯メールのやり取りなのだそうです。
そう言えば・・携帯メールの、このように頻繁なやり取りは、
世界広しと言えども、日本人独特のものだそうですね。
同様に、平安時代、恋する恋人たちは、
恋する気持ちを和歌にして、一日に何往復もさせていたとか。
携帯メール、イコール、和歌だなんて!!
でも素晴らしい発想ではありませんか。
それは又、このようにも続くのです。
そのことに、今の日本人は、気付いていないけれど、
それを知るには 『古今和歌集』 が、最適だとのこと。
思えば、電車などで隣通しに座った恋人たちが、
何も言わず一心不乱にメールを打っている姿に、
眉を潜めたこともありましたっけ。
しかしながら平安時代の和歌が、
形を変えた現代の姿・・と思えば、
途端に風流にも思えるから不思議ですね。
話は変わりますが、明日は映画を一番に観て、
その後、教会に練習に行って来ようか・・
なんて思ってはいるのですが、あまり気は進みません。
これまででしたら映画を観た後は、
ゆっくりデパート等をぶらついていた・・。
怠惰な今の生活が、急に貴重なものにも思え、
ちょっぴり苦痛でもあるのです。
「変化というものは、
嬉しいものではないが、結構なものだよ。」
この ハリソン氏 の言葉の通りかも、知れませんね。