

と言っても、その雨は30分位で終わり、
雷も近くでなくて良かったのですが・・。
その後、晴れたり曇ったり、
ザ~ッと雨が降ったり・・。
そんな空でしたが、
午後遅くには、安定して来ました。
ところで冒頭の写真は、
裏庭で見つけた野の花です。
2個だけ土を入れたまま、放置していた
プランターには、様々な雑草が生えています。
そのほとんどは、「ドクダミ」 なのですが・・。
でも、それは時に、思わぬ季節の花を
プレゼントしてくれるのです。
今、丁度咲いている 「海老草」 もそうですが、
春は 「スミレ」、秋は 「水引草」 等など・・。
そして、今日見つけたのが、この 「捩花」(ねじばな)、別名は捩摺(もじずり) と
いう訳です。勿論、この花は初めてです。日陰にひっそりと、静かに咲いていました。
声に出して呟いても・・その響きも、漢字も、全然ロマンティックではない名前。
見たまま・・と言うか、「想像の余地」 の全然ない名前ですね。
尤も、一生懸命考えて作ったから、良い名前という事もありませんが・・。
それに全部が全部ロマンティックな名前でしたら、それはそれで考えてしまいますね。
~なんて名前の事は、こちらでも、随分取り上げました。
それにしても、この野の花、こんな昔から歌に詠まれているのですね。
「陸奥の 偲ぶ捩摺 誰ゆえに
乱れむと思ふ 我ならなくに」 ~古今集 河原左大臣
そう言えば、人名も最近では、すっかり変わって来ましたね。
それは、アンの時代でも同じだったようです。
やはり、子供の数だけは随分、少なくなりましたが・・。
「・・・この子がおじいさんになった時、恥ずかしく思うような、
大袈裟な、ロマンティックな名前を背負い込ませたり
しなさらないで良かったですよ。・・・」
「私、何かで読みましたわ。
初子は詩だけれど、10番目の子は、ごく平凡な散文ですって」
【「アンの夢の家」 第34章】