【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春の妖精が微笑む時

2010-04-11 16:46:16 | 香る庭の花綴り


   日替わりの空は、今日も健在です。起床時、パラッと来た空。
  相変わらず真珠色の空ですが、時折、薄日も射しています。

   ただ、変わらないのは気温。今日も大層、暖かくなっています。
  いいえ、暑いくらい。

   お天気、下り坂との事ですが、意外や意外・・午後になって淡い青空も。
  雨が降れば、桜、そろそろ見納めでしょうね。
  昨日は沿線上に、まだまだ満開の桜を確認出来ましたけれど。




   
   さて、こんな風に気温が上昇して来ますと、庭の花も一気に綻(ほころ)び始めます。
  今年は、気温の上下降が激しく、さすがの花達も、とまどったようですから。

   チューリップしかり、星の花しかり・・。
  子供の頃、一番最初のお絵描きは、このチューリップではなかったかしら・・?
  三つ、お山を描いて葉っぱ。後、赤い屋根のお家と女の子・・~なんて。

   「咲いた咲いたチューリップの花が、並んだ並んだ赤、白、黄色・・
  勿論、大きな口を開けて歌った記憶も・・。
  このチューリップだけは、何だか・・幼い頃の、あどけない気持ちにもなりますものね。
   
   ただ、花言葉、意外にも黄色は 「望みなき愛」、白色は 「失恋」。
  赤色だけは「愛の告白」ですが、いずれにしても愛に関する花なのですね。

   “・・・さんざしの次は すみれ で、「すみれの谷」 は一面の紫だった。
  学校へ通う道すがらアンはまるで聖地の土を踏むかのように、
  うやうやしい 足取りで、目には うやうやしい 表情をたたえて、
  ここを通っていた。・・・”
                    【「赤毛のアン」 第20章】

   そして、こちらの 「匂い菫」。
  春浅き頃からですから、
  もう随分、長い事咲いています。

   紫色に白色も加わって、
  今、盛りです。

   ↑ まさに、
  うやうやしい 気持ちに
  させてくれる花。

   小さくて可愛い花ですから、
  当然ですね。
  
   この庭が、いつの日か、
   一面紫や白に覆われた、
  「すみれの谷」 になる事を
  願ってやみません。