【長実雛罌粟「ナガミヒナゲシ」】
晴れのお天気、長続きしません。
今日は、早くも真珠色の空。
その白い空にリラの樹が、
濡れたような若葉を繁らせています。
黄緑色の本当に美しい葉っぱ。
この北国の樹、リラ。
今年は寒い? からでしょうか・・
すこぶる元気そうに見えるのは、
単なる気のせい・・?
そうそう先日、
生協より求めた、同じリラの樹。
(花色が違います)
葉っぱも何も付いていない、
単なる木刀のようなもので
あっただけに、根付くかどうか
心配したものです。
随分、長い事、
そのままの状態でしたから。
今日、やっと芽吹きを確認。(少しだけ膨らんだ状態)
ほっと胸を撫で下ろしました。
さて、冒頭の写真。
家から少し行った所に、この 「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」 が咲いていました。
わが家の庭のそれは、まだですけれど。
所謂(いわゆる)、「ポピー」、「芥子(けし)」 ですね。
フランスでは 「コクリコ」、スペインでは 「アマポーラ」 と呼ばれている花。
何だか言葉の響きと言いますか・・語感が素敵。
そう言えば、一昨日出掛けた際にも線路沿いに咲いていましたっけ。
風に揺れる華奢な姿は、儚げで本当に可愛いですね。
思わず見惚(と)れていたものです。
「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す
君も雛罌粟われも雛罌粟」 ~与謝野 晶子
そして野苺の花。
これも同じ場所に。
素朴な花ですね。
『アンの世界』 を
彷彿する花。
そして、こちらは昨日の
黄昏の空です。夕空に薄紫の雲。
久し振りに夕空を
眺めた気がします。
暖炉の火影がグリーン・ゲイブルスの台所の壁に
躍っていた。春とは言え、肌寒い夕 であった。
開け放った東の窓からは、得も言われぬ美しい夜の
諸声が流れ込んでいた。・・・略・・・
【「アンの愛情」 第22章】
今、PC上の気温は9度です。
火影こそ見えませんが、ストーブを焚いています。
4月も半ばだと言いますのに、
これではまるで 『アンの世界』 そのものではありませんか・・。
~なんて言いながら、ちょっぴり楽しんでいる? 私です。