【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

風に揺れる風情

2010-04-15 17:30:57 | 路傍の花~道草

【長実雛罌粟「ナガミヒナゲシ」】



   晴れのお天気、長続きしません。
  今日は、早くも真珠色の空。

   その白い空にリラの樹が、
  濡れたような若葉を繁らせています。
  黄緑色の本当に美しい葉っぱ。

   この北国の樹、リラ。
  今年は寒い? からでしょうか・・
  すこぶる元気そうに見えるのは、
  単なる気のせい・・?

   そうそう先日、
  生協より求めた、同じリラの樹。
  (花色が違います)

   葉っぱも何も付いていない、
  単なる木刀のようなもので
  あっただけに、根付くかどうか
  心配したものです。

   随分、長い事、
  そのままの状態でしたから。

   今日、やっと芽吹きを確認。(少しだけ膨らんだ状態)
  ほっと胸を撫で下ろしました。

   さて、冒頭の写真。
  家から少し行った所に、この 「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」 が咲いていました。
  わが家の庭のそれは、まだですけれど。

   所謂(いわゆる)、「ポピー」、「芥子(けし)」 ですね。
  フランスでは 「コクリコ」、スペインでは 「アマポーラ」 と呼ばれている花。
  何だか言葉の響きと言いますか・・語感が素敵。

   そう言えば、一昨日出掛けた際にも線路沿いに咲いていましたっけ。
  風に揺れる華奢な姿は、儚げで本当に可愛いですね。
  思わず見惚(と)れていたものです。

    「ああ皐月さつき仏蘭西ふらんすの野は火の色す
          君も雛罌粟こくりこわれも雛罌粟」
~与謝野 晶子








   そして野苺の花。
  これも同じ場所に。
  素朴な花ですね。

   『アンの世界』
  彷彿する花。

   そして、こちらは昨日の
  黄昏の空です。夕空に薄紫の雲。

   久し振りに夕空を
  眺めた気がします。

    暖炉の火影ほかげがグリーン・ゲイブルスの台所の壁に
  躍っていた。春とは言え、肌寒い夕 であった。
  開け放った東の窓からは、得も言われぬ美しい夜の
  諸声もろごえが流れ込んでいた。・・・略・・・
  
                               【「アンの愛情」 第22章】

   今、PC上の気温は9度です。
  火影こそ見えませんが、ストーブを焚いています。

   4月も半ばだと言いますのに、
  これではまるで 『アンの世界』 そのものではありませんか・・。
  ~なんて言いながら、ちょっぴり楽しんでいる? 私です。