【ジャスミン】
【「木香薔薇(モッコウバラ)」】
【「空木(ウツギ)」】
「春になると、一杯に 菫 が咲くんだ。 あの樅の若木の後ろに苔のむした、 低い土地があって、五月になると、 菫が一杯に咲くんだ ―― 菫、 (中略) ずっと向こうの方には 薔薇 もあるんだよ ―― 花の咲くのに合わせた古い歌に似合う 古風な薔薇の花なんだ」 【「アンの愛情」 第9章】 |
良いお天気が続きます。おまけに空気も乾燥していて。
尤もポプリには、すこぶる良い環境ですけれど。
気温に至っては昨日より更に上がり、
最高気温は25度にもなったとか。
又、所によっては、昨日との温度差が
10度近くにもなった所があったようです。
今年は気温の上下降が本当に激しいですね。
【釣鐘草】
【チオノドクサ】
【薔薇】
さて、小さきもの、とりわけ蕾への慈しみ。
蕾は薔薇が一番美しいと思っていましたが、どうして、どうして。
花の蕾は何だって美しいですね。
特に初めての花に至っては、ワクワク、ドキドキは最高潮に達します。
そうでなくても蕾には夢や希望が一杯に詰まっていますものね。
春になると毎年繰り返されている事ですが、
それへの思いは常に新鮮である事に気付きます。
それにしてもジャスミンの蕾。(冒頭の写真)
この蕾から純白の、香り高いジャスミンの花が咲くなんて。
まさに魔法。そう言えば、これだって毎年感動しています。
人間だって何度も脱皮しなければ・・。
それにしても 「木香薔薇」 も 「空木(ウツギ)」 も香り高い花。
そして本来の薔薇も仲間入り。一度に咲いてくれないかしら・・?
~なんて。
そうそう空木とは別名、「卯の花」。
「卯の花の匂う垣根に時鳥早も来鳴きて・・」~
~そう、「夏は来ぬ」 の歌でも有名ですね。
もう一つ 「雪見草(ユキミグサ)」 というロマンティックな名も。
まだ咲いていないうちから、ここまで話が弾む花の魅力を改めて思います。