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【西の空の夕焼け雲】
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【黄昏の東南の空】
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アンは西の部屋の窓際に膝まずき、 夕焼け空を眺めていた。 空は火のようなしべに、クロッカスの 花びらを持った大輪の花のようだった。 アンはデイヴィーの方を向いて、 夢見るように答えた。 「月の山越え、影の谷を下る」 【「アンの青春」 第18章】 |
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今日から8月ですね。
最近、空が趣きのあるものに変わりつつあります。
毎朝、空を眺めるのは長年の習慣ですが、
春から夏にかけての空は、ほとんど変化のない空。
従って空の写真がないのも、この時期だけになっています。
季節は盛夏。
それでも既に庭には、そこかしこに “秋” を感じてもいます。
そしてそれは空にも。
暑いのは最高潮であっても、
季節の移ろいをひしひしと感じる瞬間です。
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【優しい朝の空】
さて、冒頭の写真。昨日の黄昏のものです。
(生憎、今日は曇っています)
そしてこちらの写真(4、5枚目)は、今朝のもの。
何とも穏やかで優しい空です。
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昨日は水やりをしていて、ふと見た西の空が真っ赤。
水やりもそこそこに慌ててカメラを持ち、外に飛び出たものです。
そこにバス停からの坂道を上って来られた方。
「今晩は! 夕日の写真ですか・・?」
親しげに満面の笑顔で尋ねられます。
「アッ、はい! 夕焼けが綺麗なものですから・・」
こちらもつられて笑顔で答えながら、
心の中では “どなたでしたっけ・・?” と、自問自答。
思い切って振り返り、入って行かれる家を確認。
“あぁ、「萩の月」 の君!”
実は引っ越しの挨拶に仙台銘菓、
【萩の月】 を持って来られた方。
その時、「仙台の方ですか?」 と尋ねると、
凄く嬉しそうな顔をしていらしたのが印象的でしたっけ。
勿論、この時も笑顔。
最初の頃は朝など出がけに道で何度かお会いして、
挨拶は交わしていましたが、最近は全然。
それに私は元々、近眼な事もあって人の顔を覚えるのが苦手です。
それにしても引っ越して来られて2年になろうとしているのですね。
2年前は青年のイメージだったのですが、堂々たる貫録。
でも笑顔は健在。「笑顔の君」 に名称変更しましょうか・・?