【羽黒蜻蛉(ハグロトンボ)】
【再び蕾を付けた薔薇】
その8月、小さな家の庭は 遅咲きの薔薇で真っ赤に染まり、 蜜蜂の群れが好んで集まって来ていた。 小さな家の人々は ここで暮らしているようなもので、 小川の向こうの草に覆われた一隅で ピクニック式の食事をし、 ビロードのような夕闇を 大きな夜の蛾が突っ切る黄昏時を そこに座って過ごすのが気に入っていた。 【「アンの夢の家」 第38章】 |
この季節には珍しく雨上がりの朝となりました。
日中も、ごく弱い雨が降ったりやんだりしています。
しかしながら、空気がカラッカラに
乾いていましたから、丁度良いお湿りです。
特に一昨日などは、胡瓜(きゅうり)を植えている大きな鉢。
朝、たっぷり水やりしましたのに、
お昼前には既に葉っぱが萎(しお)れている有様。
こんな風に一日に何度も水やりしたのは初めてです。
とは言え、猛暑にも関わらず、元気な植物たちには驚きます。
【「白粉花(オシロイバナ)」】
さて、庭にはその元気な植物たちを求めて、
今日も、小さな虫たちが千客万来。
紅葉(モミジ)の木の上で、蝉(せみ)が大合唱を始めれば、
もうすっかりお馴染みの揚羽蝶は、今日もセージの花に。
そしてシジミは又々、紫苑の上に。
どうやら、格好の居場所を見つけたようです。
そうそう真っ赤な薔薇ではないけれど、
再び薔薇が蕾を付けました。(色は、ショッキングピンク)
そう、白粉花の色ですね。
その白粉花は、昨夕の写真です。
丁度今、視線の先にその愛らしい花を咲かせています。