【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

削ぎ落としの美学

2014-08-03 18:56:56 | リラのお気楽ユメ日記














いやしげなる物、
居たる辺りに調度の多き。
すずりに筆の多き。
持仏像に仏の多き。
前栽に石・草木の多き。
家の内に子孫の多き。
人に会ひてことばの多き。・・・          
                【吉田兼好著 「徒然草」 第72段】








   昨日もそうですが、
  今日もまるで梅雨に逆戻りしたような天気になっています。

   起床時から雨こそ降らないものの、重い空。
  気温も30度には達していませんが、
  何分にも湿度が高く、蒸し風呂状態。

   我慢した空が続いていましたが、
  午後3時頃からポツポツと雨が降り出しました。

   その雨はすぐに上がりましたが、
  先程から再び降り出しました。今度は本格的のようです。










【今日の蕾の薔薇】



   
   そう言えば・・。
  つい今しがたから
  蝉が鳴き始めました。

   この蝉の声こそ、
  今が梅雨でないことを
  教えてくれています。

   そうそう昨日は、
  かろうじて色が分かる
  程度だった蕾の薔薇。

   今日は、ここまで
  綻(ほころ)びました。

   今頃の季節にしては
  虫も付かず、ほっと
  胸を撫で下ろしたものです。

   さて話は、
  ガラッと変わって。

   今、巷でブームの
  「断舎離」。

   どうやら私にとっては
  永遠のテーマとなりそうです。

   一応、心掛けてはいるのですが、
  なかなか思い切って捨てられません。

   一つ々の物に、あまりにも愛着があって。
  尤も、これが一番の難題のようですけれど。

   それに又、今日の写真のように、
  紫陽花のドライが、いとも簡単に加わったりするのですものね。
  (ポプリは日常茶飯事) 物が増えるのは当然です。

   それにしても、物が増え過ぎる事へのある種の嘆きが、
  今から700年以上前の 「徒然草」 の時代からあったなんて。
  先ずその事に驚きます。 

   「丁度の多さは賤しげなる物」 ですか・・。
  辺りをすっきりさせると運気が上昇するというのも、
  あながち間違いではなさそうですね。