【「小手毬(コデマリ)」】
あたしは 頭のてっぺんから 爪先に至るまで 春を感じております。 サマーサイドも春を感じています。 この上なく醜い通りでさえ、 古い板塀越しに腕を差し伸べている花の枝や、 歩道を縁取る草の中にリボンのように続く 蒲公英のお陰で見違えるようです。 (中略) 全てのものが 「春だ」 と あたしに呼びかけています ―― 【「アンの幸福」】 |
晴天が続きます。
もう一週間以上も雨が降らない日々。
あの雨ばかり続いた早春の頃が嘘のよう。
お陰で空気は、カラッカラ。
ただ今日は、昨日ほどのギラギラ感はありません。
それでも当分、雨は望めません。
得てして人間とは勝手なものですね。
降らなければ降らないで文句タラタラなのですから。
【空木(ウツギ) ~ 卯の花】
頭のてっぺんから
爪先まで春を感じる
今日今日この頃。
『アンの世界』 を
例に見るまでもなく、
世の中が一番美しく
輝いている時ですね。
この時期は少々、
家が汚なくても
咲き誇る花のお陰で、
随分救われます。
そんな中、白い花、
卯の花と小手毬が
満開です。
卯の花は早春から
咲き、今か今かと
待ってくれていた?
シャガと共に。
花の大きさと言い、
姿と言い、この二つの
花は対照的ですが、仲良しです。
一方、小手毬。
「鈴懸(スズカケ)」 という素敵な別名を持ちますが、
普通、「鈴懸の木 」と言えば、プラタナスの事を言いますものね。
ともあれ、こんな小さな花、大好きです。