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暗くなってからの世界は 何て不思議なんだろう! (中略) 段々の側の繁みの大きな 白薔薇 は夜見ると、 小さな人間の顔のように見えた。 薄荷 の香は友達のようであった。 【「炉辺荘のアン」 第31章】 |
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雨で明けた今朝。
尤もそれは連続的なものではなく、降ったりやんだり。
午後になると、やんでいる時間の方が多くなって来ました。
いいえ、ほとんど雨は降っていません。
ただ何分にも凄い湿気。不快指数は、昇りっ放しです。
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【薄荷の白い花】
さて晩夏の薔薇、第2弾は白薔薇。
そう、リラ版 「白い貴婦人」 です。
こうして登場するのは、もう何度目になるでしょう。
その 「白い貴婦人」、蕾だったものが、
いつの間にかこんな風に。
薔薇は、どんな時だって美しいのですが、
強(し)いて言えば、三分咲きから七分咲きくらいが
一番美しいような気がしてなりません。
ただ、前回も記しましたが、
満開になった薔薇の形が、その都度、
違う事に気付いてからは、毎回楽しませて貰っています。
同じ1本の木からですのに不思議ですね。
とは言え、蕾の時も咲き乱れる姿も、
ワイルドさえも特別気高い白薔薇。
これこそ、白薔薇の魔法ですね。
そうそう、薄荷の小さな白い花も咲き初めました。
薔薇とは対照的な花ですが、香りでは負けていません。
花と葉の香りの違いこそあれ、
香りの際立(きわだ)つ季節は、もうすぐです。