だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

クリスマスに見よう!

2004-12-14 22:52:40 | 映画
昨日、私はケビン・コスナーのファンと書きましたがコスナーよりファン度が上なのが、メル・ギブソンです。エヘヘ…。「マッドマックス」シリーズよりは「リーサルウェポン」シリーズの方が好みです。エヘヘ…。しかも1作目が大好き!2作目からは性格が大きく変って戸惑いながらもファンしています。要はファンなので~す♪「ブレイブハート」でオスカーを取った時は、本当に驚きました。リッグスの役柄とはまったく違うメルの一面を見たからです。いつも「おちゃらけメル」と呼んでいました。エヘヘ…。でも、これでメルの映画への思い入れを強く感じましたね。

だから「パッション」を監督3作目にしたことには、多いに納得でした。メルは敬虔なクリスチャンなのです。前作「サイン」で神父役を演じていましたが、それも納得です。「パッション」公開時は話題が豊富でした。ローマ法王が絶賛したとか、反ユダヤ主義を再燃させる危険性から上映反対運動が起きたとか、生身のキリストの受難をリアルに描いたため、拷問シーンを見た女性がショック死したとか、ブッシュ大統領も見たい!と言ったとか。

人間イエスを描いた映画は以前もありました。マーチィン・スコセッシ監督の「最後の誘惑」です。かつてのキリスト映画のような理想的な聖書物語とは、違いますね。メルの「パッション」も最後の12時間と復活をとてもリアルに映像にしています。かの拷問シーンは確かにすさまじい内容でした。演じるジム・カヴィーゼルも何度も辞めたいと思ったそうです。

映画を見た私は、何よりメル自身のキリスト感を強く感じました。受難を経て神の子となる定めのキリストの人間としての痛みや苦しみをこんなにストレートに描いた映画は今までなかったし、メルはそれを観客に感じて欲しかったんだと思ったのです。はい、感じました、痛いほど!

そしてこの映画のすごいのは言葉です。なんとキリストが生きていた時代に現地で話されていたラテン語とアラム語で脚本を書いているのです。俳優も大変だったろうと思います。上映は英語の字幕付き。また日本上映時はメルの意向で、英語の字幕部分のみ日本語字幕が許可されたという、実にこだわりの作品なのです。メル、万歳!!
約27億円の私財を投じた「パッション」 DVDでメーキングが見たい!買わねば。
コメント
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