だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

作品誕生25周年!必見!

2004-12-15 22:24:56 | DVD
映画を見る基準ってなんですか?好きなスターが出てるから、原作を知っているから、ストーリーが面白そうだから、などなど個人的なこだわりを持っていることでしょう。映画好きの私の基準?すべてかな。ジャンルも99%オールマイティだし。(スプラッターはちょっと苦手)

もうひとつ、大切なこだわりに「監督」があります。この監督の作品は絶対見る!という人がいます。監督には作風(スタイル)というものがあり、ファンの期待は自然と膨らみます。良い意味での裏切りもファンには良しとしてしまう心理がありますね。私も好きな監督は何人かいますが、デイヴィッド・リンチもその一人。「ワイルド・アット・ハート」の公開初日の劇場挨拶に来日した監督にお会いできたのを今も思い出します。

監督作品はすべて見ています。「イレーザー・ヘッド」「砂の惑星」「ブルー・ベルベット」「ロスト・ハイウェイ」「ストレイト・ストーリー」「マルホランド・ドライブ」とTV「ツイン・ピークス」… そして今レイトショー公開されている「エレファントマン」

「エレファントマン」は実話で1980年作品です。19世紀末のロンドンの見世物小屋にいた異形の青年を自分の研究対象として引き取った外科医との物語です。モノクロの映像でエレファントマン役のジョン・ハートも、外科医役のアンソニー・ホプキンスも若く、見事な演技を見せてくれます。研究対象とは言え、エレファントマンのジョン・メリックは知能も高く、医師のトリーブスも次第に心を通わせるのです。しかし姿の醜さから、周りの理解は得られず、やがて悲劇へ…。

この映画はモノクロの映像のせいもあって、静かで深い感動を見る者に与えます。もしかしたらこの作品を撮ったデイヴィビッド・リンチも、異形を愛する心優しい男なんだと貴方も理解することができるでしょう。事実、そうなんですもの!
まだ未見の方、ぜひ!エレファントマンをクリックしてみてください。
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