だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

改めて、ミュシャを…

2004-12-22 22:21:34 | 展覧会
華やかな曲線と美しい女性の姿、精密に描き込まれた装飾模様。これこそがアール・ヌーヴォーの世界の特長ですね。日本でもかなりのファンがいる、アルフォンソ・ミュシャ展が(また)開催されます。また、という位良く開かれるのですよ。
私も大ファンです。はじめて作品を見たのは、パリの人気女優サラ・ベルナールの舞台用ポスターでした。サラ本人もお気に入りとなり、舞台も大人気だったのです。

ミュシャはサラのポスター(1894年~1900年)以外にも、舞台用のアクセサリーや彫刻、たばこや石鹸、香水のポスター、レストランのメニュー、マッチ箱のラベル、展覧会のパンフレット、切手や紙幣のデザイン(祖国チェコの)などなど、その作品は多彩でした。1900年のパリ万博でも活躍しました。

そんなミュシャは、1908年祖国に帰ることを決心します。自分のアイデンティティであるボヘミアで有名な「スラヴ叙事詩」を元に、作品を描くことにしたのです。1910年から完成までに18年もの期間を要しました。
パリ時代の作風とは違って、チェコ時代の作品は重厚な大作ばかりです。ミュシャの祖国への想いが強く感じられます。
もしまだミュシャの作品に触れたことがないようでしたら、私は後期の作品をお勧めします。その素晴らしさにきっと深い感動を覚えるはずです。ミュシャは1939年3月15日ドイツがプラハに侵攻した後、7月14日に78歳で亡くなりました。

今回の展覧会はミュシャの作品の集大成といわれています。見に行きましょう!ミュシャ展で、どうぞ!
コメント (1)
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