スウェーデンからの歌声

今年の第７７回アカデミー賞外国語賞は、スペインの「海を飛ぶ夢」でしたね。大ヒットしたフランスの「コーラス」も、ノミネート作品でした。同じく、ノミネートされたスウェーデン映画「歓びを歌にのせて」が、ようやく公開です。

世界中で活躍する、オーケストラ指揮者のダニエル（ミカエル・ニュクピスト）。彼は天才指揮者と言われ、成功と名声を手にしていました。ところが、過酷な公演スケジュールと過度なプレッシャーによって、舞台の上で倒れてしまいます。

ボロボロの体と心を癒すため、何もかも捨てて故郷に帰ります。スウェーデン北部の小さな村の廃校になった小学校を買い取って、そこに住みます。有名人であることを隠していたものの、やがて知られることに…。

村の教師から、教会のコーラス隊の指揮を頼まれます。はじめは尻込みしていたダニエルも、コーラスを聞いて引き受けることに。コーラス隊は、オーストリアのコンクールに出場するために、練習を重ねていくのでした。

一度は音楽を捨てたダニエルが、村のコーラス隊のメンバーから音楽への想いをよみがえさせてもらい、メンバーも様々な家庭の事情から、“１歩”を踏み出す勇気をもらうのでした。感動～！

こういう内容の映画は、今までもありました。何かに向かって、がんばっていく姿を描いた映画。結末は分かっていても、のめり込んで見ている自分。映画の中の人物と一緒になって、感動し、涙を流している自分。

泣くことは、実はとっても健康に良いそうです。綺麗な涙を流しに、劇場に行きましょう！絶対、行く！