だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

黒と赤に魅せられて

2009-05-03 22:03:21 | 映画
「シン・シティ」(05)の原作者フランク・ミラーの作品には、「ロボコップ2」(90)「ロボコップ3」(92)「デアデビル」(03)「エレクトラ」(05)「300<スリーハンドレッド>」(07)などがあります。原案、脚本、製作総指揮などで活躍。

自らのグラフィックノベルを初監督(+ロバート・ロドリゲス+クエンティン・タランティーノ)した「シン・シティ」は、驚きの映像世界を観客に見せつけてくれました。続く「300」はザック・スナイダー監督作品で、同じくグラフィックノベルの映画化。見応え十分!バトラーさんだし。

この2作で、すっかりフランク・ミラーの映像世界のとりこになった私。次作を待ってました!フランク・ミラーが単独監督に挑んだのが、「ザ・スピリット」(08)。原作は、ウィル・アイズナー。「シン・シティ」と同じく、部分的に色彩を放つ独特のスタイルを“パートカラームービー”と呼ぶそうな。

「シン・シティ」では、ベースの黒に赤や黄色が印象的に扱われていました。今回の「ザ・スピリット」でも、やはり赤!モノクロの画面に、赤が現れ、流れ、うごめく…。その美しさに、ド~キドキ。

刑事デニー・コルト(ガブリエル・マクト)は、殺されて死んだ男。なぜ、墓場から蘇ったのか本人にもわかない…。謎の復活後マスクで顔を隠し、いつしか犯罪と戦う“スピリット”と呼ばれるようになります。自分に課せられた使命は、愛すべき町セントラル・シティを守ること。

町にはびこる悪人たちを次々に倒していく“スピリット”。そして最大の敵は、誇大妄想癖のある凶悪犯罪者“オクトパス”(サミュエル・L・ジャクソン)。果たして、“スピリット”と“オクトパス”の戦いの結果は?そして、“スピリット”誕生の秘密とは?

主人公を演じるガブリエル・マクトは、「ママの遺したラヴソング」(04)でスカーレット・ヨハンソンと共演。そのヨハンソンは、オクトパスの優秀な右腕シルケン・フロス役で出演。他にも、魅惑の宝石泥棒サンド・サレフ役にエヴァ・メンデス。スピリットを愛するドクター・エレン・ドーラン役にサラ・ポールソン。

なんでもガブリエル・マクトは、ハリウッド黄金時代の思わせるヒーローぶりだとか。それって、ダグラス・フェアバンクス・Jr?古すぎましたね。エヴァ・メンデス ファンとしても必見です。
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