だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

多重人格者の謎

2010-03-17 20:05:56 | 映画
幼い頃に両親に捨てられ孤児院で育ち、16歳の時プールバーでたむろしているところをタレント・エージェントにスカウトされたという、ジョナサン・リス・マイヤーズ。知らなかった。1977年7月27日アイルランドのダブリン生まれ。

ニール・ジョーダン監督の「マイケル・コリンズ」(96)で、主人公を暗殺する少年役で注目され、トッド・ヘインズ監督「ベルベット・ゴールドマイン」(98)では、70年代に流行ったグラムロックの人気スターを演じました。

この役が強烈で、私の中のマイヤーズはこの“ブライアン・スレイド”そのもの。端正な顔立ち、贅肉のまったくないスリムなボディ、甘い歌声…ステキでした。アン・リー監督の「楽園をください」(99)も。

以降、未公開作やTVMが続きオリヴァー・ストーン監督「アレキサンダー」(04)でも、美しさは変わりませんでした。ウディ・アレン監督の「マッチポイント」(05)、J・J・エイブラムス監督の「M:i:Ⅲ」(06)にも出演。

久々にミュージシャンを演じた、カーステン・シェリダン監督「奇跡のシンフォニー」(07)も、とってもステキでした。最新作はマンス・マーリンド&ビョルン・ステイン監督の「シェルター」(09)。解離性同一性障害疾患、いわゆる多重人格がテーマ。

カーラ(ジュリアン・ムーア)は、多重人格を認めない精神分析医。病気を理由に罪を逃れようという犯罪者のウソを見破って来ました。ある日、同じ精神分析医の父(ジェフリー・デマン)から、デヴィッド(マイヤーズ)という患者を紹介されます。

診察をはじめると、すぐに別人格が現れます。単に周囲を混乱させるための愉快犯と思っていたカーラは、彼の周辺を調べる内にデヴィッドが25年前に亡くなっていることを突き止めます。その間も次々と現れる、別人格…。

デヴィッド、アダム、ウィル…3人の過去を調べる内に判明した“シェルター”とは?科学では証明できないスーパーナチュラル(超常現象)とは?なんだかワクワク。予告編を見ると結構怖いシーンが続々と…。

シェルターとは防空壕や避難所を意味しますが、本作では人間の魂を“隔離する”超常現象なんですって。なにそれ~?知りたい!ちなみにジェフリー・デマンは、「ロシア52人虐殺犯/チカチーロ」(94)に主演。お気に入り。

ポスターもマイヤーズ版をご紹介。うふふ。
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