サラとルードの物語

「わたしの可愛い人 シェリ」（０９）、今一番のお気に入り。「ｉｆ もしも…」（６８）で助監督デビューし、「マイ・ビューティフル・ランドレット」（８５）「プリック・アップ」（８７）「危険な関係」（８８）他、最近では「クィーン」（０６）を監督したスティーヴン・フリアーズ作。

「シェリ」では主人公のミシェル・ファイファーを堪能しましたが、シェリを演じたルパート・フレンドに釘付けでした。ファイファー演じるヌヌーンことレアが、シェリを想って『シェリ～』と叫ぶシーンにやたら共鳴してしまいました。

そのルパート・フレンドは、１９８１年１０月１日イギリス イングランド・オックスフォードシャー出身。ジョニー・デップ主演「リバティーン」（０４）でデビュー。「プライドと偏見」（０５）では、Ｍｒ．ウィッカム役。どうやら、その美形は歴史物に最適。

ショーン・ビーン主演「必殺処刑人」（０７未）は未見ですが、「縞模様のパジャマの少年」（０８）ではナチスのコトラー中尉役。「ヴィクトリア女王 世紀の愛」（０９）でアルバート公を演じ、再び歴史物に出演。ステキでした！

今ではすっかりルパート・フレンド ファンの私は、「クレアモントホテル」（０５）の輝くばかりの笑顔の写真を見て大興奮！デビューしたての頃の長髪が、美しすぎます。遅れて公開ですが、歓喜しています。監督は、「草の上の月」（９６）のダン・アイアランド。

原作は「エンジェル」（０５）のエリザベス・テイラー、７１年発表。。女優ではありません。ロンドンにある長期滞在型のホテル、クレアモント。夫に先立たれた老婦人、サラ・パルフリー（ジョーン・プロウライト）がやって来ます。

時代に取り残されたような、このホテルの住人の関心事は訪問者のこと。しかし、サラの元には娘も孫も訪れることはありませんでした。ある日、サラはルドヴィック・メイヤー（ルパート・フレンド）と言う青年と知り合います。

作家志望の彼は、孫と同じ２６歳。そこでサラは、ルードに孫のふりをしてもらうことに…。果たして、老婦人と青年の物語の行方は？ちなみにジョーン・プロウライトは、故ローレンス・オリヴィエ夫人、デイムの称号を持っています。

他に、アンナ・マッセイ、ロバート・ラング、クレア・ヒギンズ、ゾーイ・タッパー共演。見なくっちゃ！