止められない…

列車が人間のコントロールを失い、暴走する。物が物だけにスピードを増すととんでもないことに！列車を舞台にした映画には、ジョルジ・パン・コスマトス監督「カサンドラ・クロス」（７６）が。舞台はヨーロッパ大陸縦断列車。

細菌を浴びたテロリストが乗り込んだ列車。軍は列車をポーランドへ移動させようとしますが、行く手には老朽化したカサンドラ大鉄橋が…。リチャード・ハリス、バート・ランカスター、ソフィア・ローレン、エヴァ・ガードナー

マーティン・シーン、イングリッド・チューリン、ジョン・フィリップ・ロー、アン・ターケル、レイモンド・ラヴロック、アリダ・ヴァリとスタ－総出演。アーサー・ヒラー監督「大陸横断超特急」（７６）は、コメディタッチの作品。

ロス発シカゴ行のシルバーストリーク号が舞台。殺人事件に遭遇したジョージ（ジーン・ワイルダー）が、巻き込まれた陰謀。ラストシーン、運転手を殺害された列車がシカゴ駅に突入！「暴走機関車」（８５）は、黒澤明の脚本をアンドレイ・コンチャロフスキーが監督。

アラスカの刑務所に服役中のマニー（ジョン・ヴォイト）は、若い囚人バック（エリック・ロバーツ）と脱獄に成功。乗り込んだ機関車の機関士が心臓発作で死亡。暴走する機関車を官制はむりやり脱線させようと…。

スティーブン・セガール主演の「暴走特急」（９５）。豪華列車グランド・コンチネンタルを武装集団がハイジャック。しかし列車には、あのケイシー・ライバックが乗っていたのです…。トニー・スコット監督作「サブウェイ１２３ 激突」（０９）。

７４年のリメイクで、デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタ主演が話題に。そして再び、トニー・スコット監督は暴走列車を描きます。「アンストッパブル」（１０）、止められないという意味の通り、この映画は実話に基づいて暴走します。

２００１年５月１５日ペンシルバニア州の操車場、停車中の最新式貨物列車７７７号が突然出走。原因は整備員のミス。全長８００ｍもある列車には、大量の化学薬品とディーゼル燃料が搭載されていたのです。

その頃、旧式機関車１２０６号を走らせていた勤続２８年のベテラン機関士フランク（デンゼル・ワシントン）は、初めてコンビを組んだ車掌のウィル（クリス・パイン）と共に追跡を開始。果たして２人の取った行動とは？

「クリムゾン・タイド」（９５）「マイ・ボディガード」（０４）「デジャヴ」（０６）「サブウェイ１２３ 激突」（０９）に続く５作目の監督とワシントンのコラボ。見ものです！