だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

バスキアってこんな人

2010-11-02 23:40:45 | 映画
ジェフリー・ライトを初めて見たのは、「バスキア」(96)。1965年12月7日ワシントンDC出身で、「シャフト」(00)や「ALI アリ」(01)など黒人主演の作品に出演。徐々にデビュー時のイメージは消えて…。

TVMの「エンジェルス・イン・アメリカ」(04)のゲイ役ベリーズや、「ブロークン・フラワーズ」や「シリアナ」(05)などの名脇役。「007/カジノ・ロワイヤル」(06)と「007/慰めの報酬」(08)でのフェリックス・レイター役。

デビュー作の「バスキア」は、「夜になるまえに」(00)や「潜水服は蝶の夢を見る」(07)などのジュリアン・シュナーベル監督作品。NYのストリート・アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの人生を描いています。

美術評論家ルネ(マイケル・ウィンコット)に注目され、アンディ・ウォーホル(デヴィッド・ボウイ)に認められるバスキア。演じたジェフリー・ライト、すぐ覚えちゃいました。監督はバスキアの友人、カメオ出演したヴィンセント・ギャロは元バンド仲間。

バスキア本人は、1960年2月22日ブルックリン出身。プエルトリコ系移民の母マチルダとハイチ系移民の父ジェラルドを持ち、幼い頃から絵を描いていました。17歳から地下鉄やスラム街の壁などに、スプレーペインティングをしていました。

キース・ヘリングらのアドバイスを受け、個展を開くまでに…。1983年ウォーホルと知り合い、87年ウォーホルの死まで関係が続きます。薬物依存症のバスキアは、88年8月12日薬物の過剰摂取でわずか27歳で死去。

ドキュメンタリー映画「バスキアのすべて」(10)では、バスキア本人の未公開インタビュー映像が初公開。出演者にはウォーホルやヘリングはもちろん、ジュリアン・シュナーベル監督、ヒップポップ界の先駆者ファブ・5・フレディ。

NYのアート・デューラー、トニー・シャフラジ。バスキアの最初のディーラー、アニナ・ノセイ。ウォーホルとバスキアの委託代理人ブルーノ・ビショップベルガー。元恋人スーザン・マロック他。ほとんど知らないけど。

本作の女性監督タムラ・ディビスも、バスキアの友人でした。バスキアの生きた時代、NYは落書き天国。それがアートなのか、ただの迷惑なのか…。キース・ヘリング(1990年31歳エイズで死去)の人型のマークと、バスキアの王冠のマークは、今や大人気。

知られざるバスキア、貴重な映像です。
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