だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

日比谷でダ・ヴィンチを…

2010-12-10 22:43:16 | 展覧会
レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、「モナ・リザ」。1974年、昭和49年4月20日~6月10日まで、東京上野の東京国立博物館で『モナ・リザ展』が開催されました。パリのルーヴル美術館から外に出たのは、アメリカに次ぐ2度目。

名画「モナ・リザ」の初来日に絵画ファンは、1日平均入場者数の倍の6万1000人が会場に訪れたそうです。総入場者数は、150万5239人。入場前売り料金は200円。総収入は2億5000万円で、経費は2億1000万円。

この『モナ・リザ展』には私も家族に連れられ、見に行ったのを覚えています。上野公園を延々と並んで、目的の「モナリザ」の絵の前では止まることは許されず、大勢の人の流れに促され、確かに見たのですが一瞬でしたっけ。

展覧会閉会後は、次の展覧会開催地モスクワへと旅立った「モナ・リザ」。今では考えられないことですが、当時はパリに行って見るなんて夢の夢。みんなこぞって見に行ったものでした。もしかして、あなたも並んで見ましたか?

イタリア・ルネッサンス期の芸術家ダ・ヴィンチ(1452年4月15日~1519年5月2日)の「モナ・リザ」は、1503年から3・4年かけて描かれたようです。モデルはフランチェスコ・デル・ジョコンドの妻とされています。

“モナ”は婦人の意。“リザ”はエリザべッタの愛称。婦人の名はリザ・デル・ジョコンド。1911年8月22日、ルーヴル美術館から盗難にあったことがあります。2年後の12月12日、犯人が捕まり「モナ・リザ」も無事戻ります。

犯人は、1910年に保護ガラスを取り付けた職人でした。そんな過去を持つ「モナ・リザ」は他にも多くの謎を秘めています。当時24歳だったリザなのに老けてる?目の位置がズレている?眉毛がないのはなぜ?

日比谷公園ダ・ヴィンチ・ミュージアムで開催の「特別展ダ・ヴィンチ~モナ・リザ 25の秘密~」に出かけましょう。500年前に描かれた「モナ・リザ」の本当の姿を、徹底的に解析して判明した25の真実を紹介してくれます。

合わせて、実物大(460cm×880cm)の「最後の晩餐」を映像で紹介。他にも天才ダ・ヴィンチの発明品も展示。緻密な観察とスケッチ、鏡文字で書かれた手稿(ノート)の全貌も見ることができます。今だからこそできる、展示方法で。

ダ・ヴィンチ好きには見逃せない企画ですね。
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