だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

心(ソウル)を込めたおもてなし

2010-12-12 21:39:45 | 映画
2008年作「ニューヨーク、アイラブユー」は、NYを舞台にさまざまなエピソードを綴った11人の監督作品。その1人、ファティ・アキン監督の“チャイナタウン”。チャイナタウンで働く若い女性(スー・チー)と、画家(ウグル・ユーセル)の物語。

監督のファティ・アキンは、1973年8月25日ドイツ・ハンブルグ出身のトルコ系ドイツ人。映画監督の他、脚本家、俳優、プロデューサーも務めるマルチな映画人。とは言え、あまりよく知りませんでしたが…。

これまでのフィルモグラフィーには、「太陽に恋して」(00)「愛より強く」(04)「クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~」(05)「そして、私たちは愛に帰る」(07)があります。脚本も。

最新公開作品は、「ソウル・キッチン」(09)です。韓国ではありません、念のため。監督の出身地ハンブルグを舞台にした、心(ソウル)を満たすレストランのお話です。ハンブルグは、ベルリンに次ぐ大都市なんです。

世界最大と言われる赤レンガの倉庫街、運河沿いの高級レストラン、クラブ、バーが並ぶ観光地。この地にソウル・キッチンを経営するジノス・カザンザキス(アダム・ボウスドウコス)。このところ、まったくついていないジノス。

恋人のナディーンが夢を追って上海に行ってしまい、税務署からはしこたま滞納していた税金の支払いを迫られる。さらに衛生局からは新しいキッチン設備の導入を命じられてしまいます。おまけに食器洗浄機を動かそうとしたら椎間板ヘルニアに!

自分では動けなくなってしまったジノスは、頑固者の天才シェフ、シェイン・ヴァイス(ビロル・ユーネル)を新しく雇うことにします。すると彼の作る料理は大評判!店は連日大盛況!そんなある日、ジノスの兄イリアス(モーリッツ・ブライブトロイ)がやって来ます。

イリアスは、刑務所から仮出所して来たばかり。彼は店のウエイトレス、ルチアにひと目ぼれ。音楽好きな彼女のために、DJセットを盗んでガンガンかけて…。さらにお店は大繁盛。なにもかもうまく行って、絶好調!

でもそれも長くは続かず、店の土地を狙う不動産屋が現れ、乗っ取りの危機に。果たしてジノスの“ソウル・キッチン”はどうなる?いつも“怪優”と呼ばれるウド・キアも出演。おいしい食事とステキな音楽いっぱいのレストランへ出かけましょ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする