だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

アングルを見に。

2009-05-14 20:19:37 | 展覧会
4月28日からはじまった、横浜開港150周年記念テーマインベント「開国博Y150」。皆さん、もうご存知だと思います。GWにお出かけの方もいらっしゃいますね。9月27日まで開催されています。

みなとみらいにある横浜美術館でも、Y150と美術館開館20周年記念として素晴らしい展覧会を開催します。それが、「フランス絵画の19世紀」です。“美をめぐる100年のドラマ”とサブタイトルが付いています。

世界の40の美術館、世界の名作約80点、これだけでもわくわくするのに、展示される作品を見ると、もう興奮です!ポスターの右側は、ジャン=オーギュスト=ドミニック・アングル&アレクサンドル・デゴッフ作『パフォスのヴィーナス』(部分)1852年頃、オルセー美術館。

左側は、エドゥワール・マネ作『カルメンに扮したエミール・アンブルの肖像』(部分)1880年、フィラデルフィア美術館。19世紀という括りの中でも、30年違うとこれだけ違うんですね~。アングル(1780~1867年)は、私の好きな画家の1人。代表作には、『泉』(1856)『横たわるオダリスク』<グランド・オダリスク>(1814)などがあります。

その他の展示作品には、アレクサンドル・カバネル&アドルフ・ジュルダン作の『ヴィーナスの誕生』1864年頃、ダヘッシュ美術館。クロード・モネ作『ジヴェールの積みわら』1884年、ポーラ美術館。ギュスターヴ・クールベ作『眠れる裸婦』1858年、国立西洋美術館。

フランスにある美術館には、ニーム美術館、トゥールーズ・オーギュスタン美術館、サン=テティエンヌ近代美術館、ミュルーズ美術館、ボルドー美術館、カーン美術館、カルカッソンヌ美術館、ナント美術館などなど、知らないとこがいっぱい!

アングル、マネの他、オディロン・ルドン、ジャン=フランソワ・ミレー、ピエール=オーギュスト・ルノワールたちフランスを代表する画家たちの作品を、たっぷり見るチャンスです。出かけましょ!
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カイルは、どこに?

2009-05-13 19:48:29 | 映画
「チャーリーズ・エンジェル」(00)の監督マックGは、本名ジョセフ・マクギンティ・ニコルズと言うそうな。TVシリーズ「The OC」(03~06)の製作総指揮を担当しヒットさせ、続く「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」(05~)もヒット。にいちゃんのファンです。

そのマックGが、なんと「ターミネーター4」(09)を監督!マイケル・ビーンが大好きな私は、「ターミネーター」(84)には思い入れたっぷり。お気に入りです。

映画は大ヒットし、「ターミネーター2」(91)「ターミネーター3」(03)と続きました。マイケル演じるカイル・リースは1作目で死んでしまいますが、2作目ではジョン・コナーをエドワード・ファーロングが演じ、楽しめました。美しかったぁ!T-1000役のロバート・パトリックも良かったし。

しかし、3作目はちょっと…。監督は、ジェームス・キャメロンからジョナサン・モストウに変わり、ジョン・コナー役はニック・スタールに。私的には、2作目で終わっても良かったかも。しかしっ!ターミネーターはエンドレス。

最新作は、原点に戻ります。2029年ジョン・コナーによって、母サラ・コナーを助けるべく、1984年のロスに送り込まれた戦士カイル・リース。後を追うT-800との闘いで命を落とすもサラを守り、審判の日の前に息子ジョンが生まれるのでした。

審判の日から10年後の2018年。核戦争後の地球は荒廃、進化した機械軍“スカイネット”は、わずかに残った人類に総攻撃を仕掛けようとしています。レジスタントのリーダーとなったジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)は、ある日マーカス・ライト(サム・ワーシントン)という男に出会います。

彼からカイル(アントン・イェルチン)が、スカイネットに捕まったことを知らされます。この男マーカスは、半分人間、半分ターミネーターで、記憶を失っていた謎の人物。敵なのか?味方なのか?果たしてジョンは、やがて自分の父となるカイルを、助け出すことができるのか?

他に「T3」でジョンと出会ったケイト・ブリュースターは、「T4」ではジョンと結婚。演じるのは、ブライス・ダラス・ハワード。さらにヘレナ・ボナム・カーターが、セリーナという重要な役で出演。楽しみ!

さらにさらに、この「T4」は新たなる3部作の1作目!もう、見るきゃありません!マイケル、カムバック~!!
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ジャンベの響き

2009-05-12 21:22:13 | 映画
楽器のことには疎い私。ジャンベという楽器は見たことがあるような、ないような。たぶんなにかの映画かも。ジャンベは、ギニア、セネガル、マリ、コートジボワールなど西アフリカ一帯で、演奏されている伝統的な太鼓のこと。調べました。

このジャンベが登場する映画が、「扉をたたく人」(07)です。舞台はNY。2001年9月11日のあの日以降、移民希望者や不法滞在者に厳しい処置を取るようになったアメリカ。

コネティカットの大学で経済学の教授をしているウォルター・ヴェイル(リチャード・ジェンキンス)は、5年前に妻に先立たれ、すべてに心を閉ざし孤独な日々を送っている62歳。ある日、同僚の代理で学会に出席するため、NYへ出張します。

久々にマンハッタンの別宅を訪れると…、そこには見知らぬ女性が!彼女はセネガル出身のゼイナブ(ダナイ・グリラ)で、悲鳴を聞いて駆け付けたのがシリア出身のタレク( ハーズ・スレイマン )でした。2人とも移民でグリーンカードを持っていないため、警察は呼ばないで!と頼みます。

グリーンカード(永住許可証)がなければ、国外追放になってしまう…。素直に家を出る2人の忘れ物に気付いたウォルターは、後を追いしばらくの間、部屋に泊めることにします。ウォルターの優しさに感激したタレクは、彼に自分が演奏するジャンベを教えることに…。

かつてピアノを習っていたウォルターは、はじめて触れるアフリカン・ドラムのジャンベに興味を示します。こうしてウォルターとタレクの交流がはじまり、友情が深まっていくのでした。しかし、突然タレクが拘留されてしまいます。

数日後、ウォルターの元にタレクの母、モーナ(ヒアム・アッバス)が訪ねて来ます…。果たして、タレクは?監督はトム・マッカーシー。「グッドナイト&グッドラック」(05)「オール・ザ・キングスメン」「父親たちの星条旗」(06)の他、「デュプリシティ」(09)でB&R社のジェフ・バウアー役で出演。初監督です。

本作は公開時のわずか4館が、口コミで270館までに大ヒット。6ヶ月に渡って上映されました。主演のリチャード・ジェンキンスは、1953年12月2日生まれの大ベテラン。「バーン・アフター・リーディング」(08)のテッド役ですね。

ウォルター役で、本年度アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされました。楽しみにしています。
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変~身~!2

2009-05-09 22:05:26 | 映画
数々のTVMに出演後、ウイル・スミス主演の「アイ、ロボット」(04)でメジャー映画に出演した、シャイア・ラブーフ。次に、キアヌ・リーヴス主演の「コンスタンティン」(05)で主人公に憧れるチャズ役で、すでに若手注目株になっていました。1986年6月11日ロス出身。

エミリオ・エステヴェス監督の「ボビー」(06)を経て、急遽公開された主演映画「ディスタービア」(07)も面白かった~!こういうの大好き!この映画が見れたのは、大ヒットした「トランスフォーマー」(07)のおかげ。ありがとう。

お待ちかねの続編の公開です!「トランスフォーマー/リベンジ」(09)は、前作と同じ、監督マイケル・ベイ、製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ(他)!出演者もみ~んな同じ。続編ですもの。

前作は、2003年の火星に向けた探査機ビーグル2号の謎の事故からはじまります。現代の中東カタールにあるアメリカ空軍基地に飛来した、墜落したはずの軍用ヘリ。突如、ロボットに変形し基地は破壊されます。

その頃、ロスに住む16歳のサム・ウィトウィッキー(ラブーフ)が購入した中古車が、真夜中、ロボットに変形します。そして次々に地球に隕石が飛来。それは、隕石に似せた金属生命体だったのです!

悪の金属生命体を“ディセプティコン”、彼らから地球と宇宙を守る側が“オートボット”と呼ばれ、地球を舞台に壮絶なバトルが繰り広げれて行くのでした。そして今回は、敗北を期した“ディセプティコン”が新たな仲間を率い、前作よりより凶悪に、よりパワフルになって復活。

複数の建設車両から作られる巨大な“デヴァステーター”や、凶悪なフォールン”と呼ばれるトランスフォーマーが登場。パリ、ロンドン、ヨルダン、オマーン、上海、エジプトなどを舞台に想像を絶するシーンが続きます!

人間の方は、ミーガン・フォックス、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソン、ジョン・タートゥーロ、ジョン・ヴォイト。前作で12体だったトランスフォーマーは、本作で40体以上になったそうな。

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」や「イーグル・アイ」(08)でも大活躍のラブーフ。期待しています。もう、23歳だもん。若い!
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本、読んでますか?

2009-05-08 20:53:56 | 映画
最近は、何かと忙しいを理由にじっくり本を読む時間が取れないでいます。昔は、趣味欄に”読書”なんて書いていたんですがね~。本屋さんで読みたいな…と思う本はたくさんあり、買っては積んでいます。“つんどく”ですね。

映画も、ベストセラー本を原作にしている作品がたくさん。ドイツの作家ベルンハルト・シュリンク(1944年生まれ)の『朗読者』(95)を映画にしたのが、「愛を読むひと」(08)です。作者自身の少年時代の体験を題材にしたそうです。

1958年。第2次世界大戦後のドイツ。15歳のマイケル・バーグ(デヴィッド・クロス)は、具合が悪くなったところをハンナ・シュミッツ(ケイト・ウィンスレット)という女性に助けられます。それをきっかけに2人は、激しい恋に落ちてしまいます。

21歳年上のハンナは、ベッドでマイケルに本の朗読を頼みます。そして突然、ハンナは姿を消します。なぜ?どうして?理由のわからないマイケルは、悲しみ苦しむのでした。

8年後の1966年。法学生となったマイケルは、傍聴した裁判所でハンナと衝撃的な再会をします。ハンナは、戦時中の罪に問われ、ある秘密を守るために無期懲役の判決を受けます。

裁判から10年後の1976年。弁護士となったマイケル(レイフ・ファインズ)は、再びハンナの朗読者になることを決意。朗読を吹き込んだテープを送り続けます。果たして、ハンナの守る秘密とは?

監督は「リトル・ダンサー」(00)「めぐりあう時間たち」(02)に続く、3作目のスティーヴン・ダルドリー。脚本は「めぐりあう時間たち」のデヴィッド・ヘア。製作はアンソニー・ミンゲラとシドニー・ポラック。

「イングリッシュ・ペイシェント」(96)でアカデミー賞監督賞を受賞したアンソニー・ミンゲラは、2008年3月18日ガンの合併症で54歳の若さで逝去。そして「愛と哀しみの果て」(85)で同賞を受賞したシドニー・ポラックも、2008年5月26日ガンのため死去。

2人とも、本作の完成を見ずに亡くなりました。残念です。青年時代のマイケルを演じるデヴィッド・クロスは、1990年7月4日ドイツ生まれ、12歳からTVに出演していました。本作が本格的な映画出演です。共演はブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ。

あっ、主演のケイト・ウィンスレットは、本作で念願のアカデミー賞主演女優賞受賞。必見!
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肖像画を愛して…

2009-05-07 19:42:36 | 展覧会
もうひとつ、はじまっている展覧会をご紹介。西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催の、「没後80年 岸田劉生 肖像画をこえて」がそれ。

岸田劉生と言えば、娘の麗子をモデルとした作品が有名。ポスターにもなっている「麗子肖像(麗子五歳之像)」(1918)もそのひとつです。娘を描いた最初の油絵だそうで、手に“赤まんま”(イヌタデ(犬蓼)のこと)を持ち、ぽっちゃりしたほっぺが印象的。

頭上の赤いアーチ型の額や装飾文字も、作品に独特の雰囲気を醸し出しています。ところで岸田劉生は、1891年(明治24年)6月23日、東京銀座で生まれました。1908年黒田清輝に師事し、本格的に絵の世界に入ります。

1917年(大正6年)結核と誤診されますが、その後も麗子像をはじめ多くの作品を発表。1929年(昭和4年)、はじめての中国(大連・奉天・ハルビンなど)へ海外旅行。帰国直後、1929年12月20日尿毒症で死去。38歳でした。

明治・大正・昭和を駆け抜けた岸田劉生の代表作品は、肖像画。この展覧会では、「自画像」(1913)、「画家の妻」(1915)、「古屋君の肖像(草持てる男の肖像)」(1916)、「麗子立像」(1920)、「麗子十六歳之像」(1923)などが展示されます。

岸田劉生は、ゴッホ、セザンヌらの影響を受けたと言われています。また、1915年(大正4年)草土社を創立。草土社主催の展覧会に作品を出展しています。第2回に出展した「道路と土手と塀(切通之写生)」(1915)は、重要文化財に指定された風景画で、私のお気に入り。

風景画、静物画、肖像画に素晴らしい作品を残した岸田劉生。今回の展覧会では、肖像画をたっぷり楽しみたいと思っています。行かねば…。
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日本を見直そう!

2009-05-06 21:54:25 | 展覧会
はじまってしまいました!…といってもGWの混み混みの上野には、行きたくないですが。その前に国立科学博物館の「大恐竜展」や、表慶館の「カルチィエ クリエイション」に行きましたが、いつ行っても混んでます。

この際、ゆっくり行きましょうか。雨の上野はとても良いので、梅雨でも良いですね。それが東京都美術館で開催の、「日本の美術館名品展」です。美術館連絡協議会25周年記念と銘打っています。

美連協とは、全国の公立美術館が互いに協力し合いながら活動を活性化させようと、1982年に35館で設立されました。現在、北海道から沖縄まで124の公立美術館が加盟しているそうです。(HPより)美術館の一覧は、こちらから見ることができます。

今回の展覧会では、“西洋画” “日本洋画” “日本画” “版画”と分けられています。西洋画では、ジャン=フランソワ・ミレーの「ポーリーヌ・V・オノの肖像」(1841-42)、エゴン・シーレの「カール・グリュンヴァルトの肖像」(1971)、日本洋画では、藤田嗣治の「私の夢」(1947)

瑛九(えいきゅう)の「田園B」(1959)、岡鹿之助の「遊蝶花」(1951)、日本画では、三橋(みつはし)節子の「余呉の天女」(1975)、竹内栖鳳の「絵になる最初」(1913)、版画では、川上澄生の「初夏の風」(1926)など。

美連協に加盟している美術館から展示される作品は、100館の名品の中から220点!前記の他、浅井忠、黒田清輝、横山大観、梅原龍三郎、ゴッホ、モネ、ピカソ、カンディンスキー、ジャコメッティ、高村光太郎など、そうそうたる名前が並びます。

日本の美術館も、素晴らしい作品が収蔵されているんですね!…と改めて感激です。チラシにある、藤田嗣治ことレオナール・フジタの「私の夢」は、猫好きの私の大好きな作品。猫に囲まれて、主人公はどんな夢を見ているんでしょうね。見に行きます。
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世界一、ブロンドが似合う男!

2009-05-05 15:48:51 | 映画
1992年、ボクシングの試合で来日したミッキー・ローク。「ナインハーフ」や「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(85)で、ロークファンとなった私はいったいどうしちゃったの?と、戸惑いました。結局、試合は散々で評判はガタ落ちでした。

映画俳優としては、「エンゼル・ハート」「死にゆく者への祈り」(87)「ホームボーイ」(88)「フランチェスコ」「ジョニー・ハンサム」(89)「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」(91)などに出演。「蘭の女」(90)で共演したキャリー・オーティスと、92年に再婚。

以降、低迷期が続きます。未公開作やB級、C級映画もあってすっかりご無沙汰…。「マイ・ボディガード」(04)や「ドミノ」(05)辺りからメジャーな作品に脇役として出るようになり、そして“見事復活!”と言われたのが、「シン・シティ」(05)のマーヴ役でした!

ロークは「ホームボーイ」でもボクサー役を演じていましたが、年齢と共に体型も大きく変化し、美しかった顔にも苦悩のシワが刻まれ…。彼自身を描いたかのような映画、それが「レスラー」(08)です。ご存知のように、この作品でアカデミー賞の主演男優賞にノミネート。

ゴールデン・グローブ賞では主演男優賞を受賞し、本人もさぞうれしかったでしょう!私も。監督は、「レクイエム・フォー・ドリーム」(00)「ファウンテン 永遠につづく愛」(06)のダーレン・アロノフスキー。ロークと親交のあったブルース・スプリングスティーンが主題歌を提供。

かつて人気レスラーだったランディ(ローク)は、家族も財産も名声も失い、今ではトレーラーハウスで1人住まい。長年のステロイド使用で身体はボロボロになり、引退も考える時が近づいていました。

ある日、心臓発作を起こし病院で目覚めたランディに、医師は告げます。『命が惜しければ、もうリングには立たないように…』と。ランディは妻と離婚し、1人娘のステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とも疎遠になっていました。栄光と挫折、耐えられない孤独、そして老いと死。

スーパーでアルバイトをし、生活を立て直し、なんとか娘との関係を修復しようとするのですが…。恋人のストリッパー キャシディ役に、マリサ・トメイが出演。長いブロンド・ヘアをなびかせるランディ役の、ロークの壮絶な演技は必見です。オスカー、あげたかったなぁ。
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黒と赤に魅せられて

2009-05-03 22:03:21 | 映画
「シン・シティ」(05)の原作者フランク・ミラーの作品には、「ロボコップ2」(90)「ロボコップ3」(92)「デアデビル」(03)「エレクトラ」(05)「300<スリーハンドレッド>」(07)などがあります。原案、脚本、製作総指揮などで活躍。

自らのグラフィックノベルを初監督(+ロバート・ロドリゲス+クエンティン・タランティーノ)した「シン・シティ」は、驚きの映像世界を観客に見せつけてくれました。続く「300」はザック・スナイダー監督作品で、同じくグラフィックノベルの映画化。見応え十分!バトラーさんだし。

この2作で、すっかりフランク・ミラーの映像世界のとりこになった私。次作を待ってました!フランク・ミラーが単独監督に挑んだのが、「ザ・スピリット」(08)。原作は、ウィル・アイズナー。「シン・シティ」と同じく、部分的に色彩を放つ独特のスタイルを“パートカラームービー”と呼ぶそうな。

「シン・シティ」では、ベースの黒に赤や黄色が印象的に扱われていました。今回の「ザ・スピリット」でも、やはり赤!モノクロの画面に、赤が現れ、流れ、うごめく…。その美しさに、ド~キドキ。

刑事デニー・コルト(ガブリエル・マクト)は、殺されて死んだ男。なぜ、墓場から蘇ったのか本人にもわかない…。謎の復活後マスクで顔を隠し、いつしか犯罪と戦う“スピリット”と呼ばれるようになります。自分に課せられた使命は、愛すべき町セントラル・シティを守ること。

町にはびこる悪人たちを次々に倒していく“スピリット”。そして最大の敵は、誇大妄想癖のある凶悪犯罪者“オクトパス”(サミュエル・L・ジャクソン)。果たして、“スピリット”と“オクトパス”の戦いの結果は?そして、“スピリット”誕生の秘密とは?

主人公を演じるガブリエル・マクトは、「ママの遺したラヴソング」(04)でスカーレット・ヨハンソンと共演。そのヨハンソンは、オクトパスの優秀な右腕シルケン・フロス役で出演。他にも、魅惑の宝石泥棒サンド・サレフ役にエヴァ・メンデス。スピリットを愛するドクター・エレン・ドーラン役にサラ・ポールソン。

なんでもガブリエル・マクトは、ハリウッド黄金時代の思わせるヒーローぶりだとか。それって、ダグラス・フェアバンクス・Jr?古すぎましたね。エヴァ・メンデス ファンとしても必見です。
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Tは、タイベリアス

2009-05-02 21:34:28 | 映画
脚本家として、「心の旅」(91)「フォーエヴァー・ヤング」(92)「アルマゲドン」(98)などで活躍し、TVシリーズ「フェリシティの青春」(98~02)や「エイリアス」(01~06)「LOST」(04~08)などの製作総指揮も担当している、J.J.エイブラムス。

最近では、「クローバーフィールド/HAKAISHA」(08)の驚きの製作で、映画を大ヒットに導きました。見事な宣伝にすっかり乗せられた人も多いはず。私も!DVDでも楽しんでいます。

そのエイブラムスが、なんと!TV「宇宙大作戦」こと、「スター・トレック」(66~69)を現代によみがえらせました!うれしい!それが、「スター・トレック」(09)です。もちろん、監督・製作はエイブラムス。単に最新作ではなく、あくまでもTVオリジナルから再構築した“リ・イマジネーション”作品とうたっています。

地球外へと新たな可能性を求めて旅立ち、人間としても成長していく青年カークの物語。そして地球から宇宙へと進出していく人類の運命と希望の物語。オリジナルをリアルタイムで見ている大ファンとしては、ジーン・ロッデンベリーの製作の思惑とチト違う気もしなくはありませんが…。

それより、ここで復習を。オリジナルと映画版の一覧です。

ジェームス・T・カーク船長… ウィリアム・シャトナー / クリス・パイン
ミスター・スポック… レナード・ニモイ / ザカリー・クイント
ドクター・レナード・マッコイ(ボーンズ)… デフォレスト・ケリー / カール・アーバン
モンゴメリー・スコット(チャーリー)… ジェームズ・ドゥーアン / サイモン・ペッグ
ヒカル・スールー(ミスター・カトウ)… ジョージ・タケイ / ジョン・チョー
ウフーラ(ウラ)… ニシェル・ニコルス / ゾーイ・サルダナ
パーヴェル・チェコフ… ウォルター・コーニッグ / アントン・イェルチン
クリストファー・パイク船長… ジェフリー・ハンター /  ブルース・グリーンウッド
サレク大使… マーク・レナード / ベン・クロス

わあ~、懐かしい!ちなみに( )内はオリジナルで呼ばれていた名称。もう、故人となった人もいるし、まだまだ現役の人もいる…。あぁ~、スタート・レックは永遠です!シリーズをDVDで見直しましょ。映画も必見。
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