だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

メタフィジカ(形而上絵画)の画家

2014-11-17 20:49:30 | 展覧会
大好きなTVシリーズに「パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット」(11~ )があります。ソフトでまとめて見た方も、AXNーTVで見てる方もいらっしゃるでしょう。

また日本TVでは、毎週火曜日深夜にセカンドシーズンを放映中。現在はこちらを見ながら、コンパクトボックスを購入中。セカンドシーズンの第8話「旅の始まり」でのこと。

マシン(不明な方は、シリーズを見てね)を開発したハロルド・フィンチ(マイケル・エマーソン)が、対象者でかつて恋をしたグレース。彼女が大好きだった画家が、キリコでした。

NYのソロモン・R・グッゲンハイム美術館で、憧れのキリコの『赤い塔』を2人で観賞するシーンが出てきます。アイスクリームを食べ、花束をプレゼントされ、一緒にキリコを観賞。ステキ!

物語の結末はソフトで確認して頂くとして、キリコとはイタリアの画家で彫刻家のジョルジョ・デ・キリコのこと。1888年7月10日ギリシャで生まれ、イタリアで活動します。

1910年代前半“形而上絵画/けいじじょうかいが”という絵画様式を始めます。1)画面の左右で遠近法の焦点がずれている。2)人間が描かれていないか、小さくしか描かれていない。

3)彫刻、マネキンなどの静物が描かれている。4)長い影が描かれている。5)画面内に汽車が描かれて走っているが、煙はまっすぐ上に向かっている。…などの特徴があるそう。

現在、港区東新橋のパナソニック東京汐留ビル4階“ 汐留ミュージアム”では、「ジョルジョ・デ・キリコ 変遷と回顧」が開催中。キリコをご存じの方も、知らない方もチャンスですね。

『謎めいた憂愁』(1919年頃)、『古代的な純愛の詩』(1970年頃)、『燃えつきた太陽のあるイタリア広場、神秘的な広場』(1971年)など。キリコは、パリ、ミラノ、ニューヨーク、

フィレンツェ、ローマなどに移住を繰り返し、90歳を迎えた1978年11月20日ローマで亡くなりました。日本では、シュルレアリスム系の画家として有名。しかし不思議な作品ですね。
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108分の孤独な宇宙の旅

2014-11-16 14:02:02 | 映画
トム・ウルフ原作、フィリップ・カウフマン監督「ライトスタッフ」(83)は、お気に入りの1本。主演はサム・シェパード、スコット・グレン、フレッド・ウォード、エド・ハリス、デニス・クエイド、

ランス・ヘンリクセン。人類初の有人宇宙飛行をめざす男たちの物語です。1947年、テストパイロットのチャック・イェーガー(シェパード)は音速の壁を越えます。

しかし、ソ連が1957年10月4日世界初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功。これを機にアメリカは、“NASA”を創設(1958年7月29日)。マーキュリー計画を背景に…

戦闘機パイロットが、宇宙飛行士となって行く姿は感動的でした。“ライトスタッフ”とは、自身にしかない正しい資質のこと。結局、アメリカの有人飛行はソ連に先を越されてしまいます。

それがユーリー・ガガーリン(本名:ユーリー・アレクセーエヴィチ・ガガーリン/1934年3月9日スモレンスク州クルシノ出身)でした。彼は軍人でパイロット、そして宇宙飛行士。

彼の偉業を描いた作品が公開されます!ロシア映画、パヴェル・パルホメンコ監督「ガガーリン 世界を変えた108分」(13)。今年、生誕80年を記念して公開、とっても楽しみです。

1961年4月12日。その日、ソ連の宇宙船ボストーク1号は前人未到の有人宇宙飛行に挑みます。宇宙へと1人飛び立ったのは、ユーリー・ガガーリン(ヤロスラフ・ザルニン)。

貧しい農家に生まれたガガーリンは、宇宙を夢見る少年でした。やがて金属工場の見習いとして働き、さらに技術教育を受けるためサラトフの学校へ。そこでエアロクラブに入ったのです。

工業学校を卒業し、1955年空軍士官学校へ。そして3000人以上の空軍パイロットの中から選抜され、20人の候補生の1人となります。厳しい訓練に耐えた日々。

そして世界初の宇宙飛行士になったのです。実際のガガーリンは1968年3月27日、飛行中墜落死。34歳でした。事故の正確な原因は不明のまま。「ライトスタッフ」と共に、ぜひ。
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ミュージカル「リトル・ダンサー」が映画になりました。

2014-11-15 14:51:47 | 映画
まずは、復習を。イギリスの舞台演出家スティーブン・ダルドリーが初監督したのが、「リトル・ダンサー」(00)でした。1984年、イギリス北部の炭坑町エヴァリントン。

炭鉱夫のパパ(ゲイリー・ルイス)と兄のトニー(ジェイミー・ドレイヴン)、おばあちゃんと暮らす11歳のビリー(ジェイミー・ベル)は、ボクシングジムに通っていました。

ある日、隣にバレエ教室が移転して来ます。音楽好きで殴り合いが嫌いなビリーは、飛び入り参加。ウィルキンソン先生(ジュリー・ウォルターズ)は、ビリーの才能を見出します。

教室に参加しコーチの指導を受けるビリーは、バレエに夢中!スト中の父や兄は、猛反対。ウィルキンソン先生の訴えも無視する始末。ストが長引く中、ビリーは無心に踊ります。

その姿に才能を確信したパパはスト破りし、さらに仲間の協力を得て、ビリーにロンドンのロイヤル・バレエ学校を7受験させます。14年後、ビリーは家族の見守る劇場で…

『白鳥の湖』の主役を踊るのでした。25歳になったビリーを演じたのは、ロイヤル・バレエ団のトップ・ダンサー(89年~97年)のアダム・クーパー。(94年からはプリンシパル)

本作は、05年スティーブン・ダルドリーがミュージカル版を演出。楽曲はエルトン・ジョン。ローレンス・オリヴィエ賞5部門、09年にはトニー賞10部門受賞など世界80以上の演劇賞受賞。

そのミュージカル舞台を映画にしたのが、「ビリー・エリオット ミュージカルライブ/リトル・ダンサー」(14)。監督、演出は、もちろんスティーブン・ダルドリー。音楽監督は、エルトン・ジョン。

ビリー役は、エリオット・ハンナ。 ウィルキンソン先生は、ラシ―・ヘンズホール。パパ役はデカ・ウォームズリー。おばあちゃんは、アン・エメリー。兄トニーは、クリス・グラハムソン。

大人になったビリー役は、マシュー・ボーンの『白鳥の湖』の王子役に抜擢されているリアム・ムーア。ハンナは10歳でビリー役に抜擢。すごいですね。映画で、ライブをぜひ。
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ゲランの香り立つ、許されぬ恋

2014-11-11 21:48:34 | 映画
ベネディクト・カンバーバッチのファンなので、フォード・マドックス・フォード原作、トム・ストッパード脚本、スザンナ・ホワイト監督「パレーズ・エンド」(12/TVM)は、コレクション済。

第1次世界大戦前後を舞台に、青年貴族クリストファー・ティージェンスと結婚したシルヴィアを巡るメロドラマ。彼女を演じたのが、1982年5月10日ロンドン出身のレベッカ・ホールです。

舞台演出家で映画監督のサー・ピーター・ホールを父に、映画監督のサム・メンデスがパートナーの彼女は、クリストファー・ノーラン監督「プレステージ」(06)で映画デビュー。

ウディ・アレン監督「それでも恋するバルセロナ」(08)、ベン・アフレック監督「ザ・タウン」(10)、スティーヴン・フリアーズ監督「噂のギャンブラー」(12)、シェーン・ブラック監督…

「アイアンマン3」(13)、ウォーリー・フィスター監督「トランセンデンス」(14)などに出演。ちょっと時代物(1900年代初頭)が似合う女優さんです。最新公開作もそんな1本。

フランスを代表するパトリス・ルコント監督「暮れ逢い」(13)です。原作はステファン・ツヴァイク。ルコント監督は、アニメ「スーサイド・ショップ」(12)以来の作品。

1912年、大病を患い、自宅療養中の実業家カール・ホフマイスター(アラン・リックマン)。裕福な彼の屋敷に青年フリドリック・ツァイツ(リチャード・マッデン)がやって来ます。

ホフマイスターの個人秘書に採用され、屋敷に住むことになります。やがて若き妻ロット(レベッカ・ホール)に惹かれ合うフレデリック。お互いに想いを胸に秘めていました。

そんな中、突然フリドリックはメキシコへ2年間の転勤を命じられます。それを機に2人は気持ちを伝え、2年後も変わらぬ愛を誓い合います。そして時代は、第1次世界大戦へ。

激動する時代の波に大きく翻弄される男女の8年間。アラン・リックマンも大好きなので、期待は高まります。時代もストーリーも配役も素晴らしい!ルコントのドラマ作りにも大注目!
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ホビット、終わってしまう~。

2014-11-10 21:50:45 | 映画
1961年10月31日、ニュージーランドのウェリントン郊外プケルア・ベイ出身の映画監督、ピーター・ジャクソン。今年53歳です。日本では略して“ピー・ジャク”と呼んだりしています。

略さなくてもよいのに。それはともかく、9歳の時に見た「キング・コング」(33)に魅せられ、8mmカメラを使って短編映画を撮り始めます。後に「キング・コング」(05)を作ります。

ジャクソン監督のデビューは、脚本、監督、主演を務めた「バッド・テイスト」(87)。ホラーからスタートした監督は、「乙女の祈り」(94)「さまよう魂たち」(96)で注目されます。

そして大好きだったJ・R・R・トールキン著『指輪物語』を映画化したのが、「ロード・オブ・ザ・リング」(01)。脚本、製作、監督した本作は、3部作で「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」(02)

「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(03)と続きます。イライジャ・ウッドのフロド・バギンズ、イアン・マッケランのガンダルフ、ヴィゴ・モーテンセンのアラゴルン、オーランド・ブルームのレゴラス

ケイト・ブランシェットのガラドリエル、アンディ・サーキスのゴラムなど、すっかりその世界にハマりまくりました。素晴らしかった!もっと見たかったファンのため、いえ監督自身のため…

製作したのが、『指輪物語』の前日譚に当たる『ホビットの冒険』でした。1作目が「ホビット 思いがけない冒険」(12)、2作目が「ホビット 竜に奪われた王国」(13)です。

その3部作、最終章が「ホビット 決戦のゆくえ」(14)。いよいよ、“LOTR”と“ホビット”が終わってしまう~。感慨深いです。3部作の脚本には、ギレルモ・デル・トロも参加。

はなれ山にあるドワーフの故郷エレボール奪還を果たした、ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)やトーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミティッジ)たち。

しかし、邪竜スマウグ(声:ベネディクト・カンバーバッチ)を解き放ってしまったのです。果たして、決戦の行方は?美しきスランドゥイル(リー・ペイス)に会える!あっ、監督も出てます。必見!
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ロンドン、ナショナル・ギャラリーの見方

2014-11-08 20:29:15 | 映画
ナショナル・ギャラリーは、国立美術館のこと。イギリスのロンドンにあるナショナル・ギャラリーは、トラファルガー広場にあります。1824年設立、所蔵作品は2300点以上。

ヨーロッパの美術館は王室や貴族のコレクションが基礎となっていますが、ナショナル・ギャラリーは一般市民のコレクションが基礎となっています。はじまりは、銀行家で、美術後援家の…

ジョン・ジュリアス・アンガースタインの収集していた38点の絵画でした。1823年に亡くなった時、コレクションが売りに出され買い取ったという話です。ちなみに収蔵番号“NG1”は…

セバスティアーノ・デル・ピオンボ作『ラザロの蘇生』なんですって。また現在の建物は3代目で、1897年にイギリス美術専用の分館ナショナル・ギャラリー・オブ・ブリティッシュ・アート開設。

これが現在のテート・ブリテンです。美術館の常設展はすべて無料。その運営は寄付から成り立っていて、館内には募金箱が。そんな美術館を紹介する映画が公開です。

「パリ・オペラ座のすべて」(09)「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」(11)の監督、ボストン出身のフレデリック・ワイズマン最新作「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」(14)がそれ。

本作は、ナショナル・ギャラリーに3ヶ月間密着。190年もの間人々から愛され続け、年間500万人以上の人が来館している同館の秘密に迫ったドキュメンタリーです。

ナショナル・ギャラリーの所蔵作品には、レオナルド・ダ・ヴィンチの『岩窟の聖母(ナショナル・ギャラリー版)』、ミケランジェロ・ブオナローティ『キリストの埋葬』や『自画像』

レンブラント・ファン・レイン『ベルシャザルの酒宴(壁の言葉)』、ウィリアム・ターナー『解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール号』、ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻像』

カラヴァッジョ『トカゲに噛まれた少年』、フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』、クロード・モネ『国会議事堂 日没』などなど。映画で予習をして、ぜひとも行ってみたいです。
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美しき、イエス・キリスト

2014-11-07 21:17:51 | 映画
世界で1番読まれている書籍、それは“聖書”。映画好きなので、聖書の物語を映画化した作品は結構見ています。演劇も好きなので、特にアンドリュー・ロイド・ウェバーのロックミュージカル…

「ジーザス・クライスト・スーパースター」(71年初演)は、何回見たことか!絵画も好きで、特にマニエリスムやバロック美術などが大好き。宗教画は、色々な決まりごとがあり興味津々。

イエス・キリストを描いた作品も多く、例えばニコラス・レイ監督「キング・オブ・キングス」(61)。イエス役はジェフリー・ハンター。ジョージ・スティーヴンス監督「偉大な生涯の物語」(65)

イエス役はマックス・フォン・シドー。ティム・ライス作詞、ロイド・ウェバーの舞台版ミュージカルをノーマン・ジュイソン監督が映画化した「ジーザス・クライスト・スーパースター」(73)

イエス役はテッド・ニーリー。フランコ・ゼフィレッリ監督、ロバート・パウエル主演「ナザレのイエス」(77)。マーティン・スコセッシ監督「最後の誘惑」(88)。イエス役はウィレム・デフォー。

そしてメル・ギブソン監督「パッション」(04)。全編ラテン語とアラム語だけを使用した本作でイエス役を務めたのは、ジム・カヴィーゼル。評価は二分されますが、凄かったですね。

英BBC、チャンネル4などで活躍してきた、クリストファー・スペンサー監督「サン・オブ・ゴッド」(14)も、そんな1本となるでしょう。タイトルはもちろん、イエス・キリストのこと。

物語は他のキリスト映画でも描かれてきた、奇跡の数々や伝道活動、人々からの賞賛、権力者から迫害、最後の晩餐、ユダの裏切り、十字架による処刑、さらには奇跡の復活。

“イスラエルの王”と預言され生まれてきたイエスの物語。主演は1981年1月17日、ポルトガル リスボン出身のディオゴ・モルガド。イエスの母、聖母マリアにはローマ・ダウニー。

マグダラのマリアには、アンバー・ローズ・レヴァ。モルガドは、2013年3月放送の10話からなる『ザ・バイブル』でキリストを演じた人。イケメンです。ぜひ、目撃しましょ!
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重度の障害を演じる俳優

2014-11-05 22:09:14 | 映画
健康で演技力のある俳優たちが身体の不自由な障害者を演じるには、想像以上の努力があったと察します。例えば、ジム・シェリダン監督、クリスティ・ブラウン原作「マイ・レフトフット」(89)。

重度の脳性小児麻痺で植物状態になり、わずかに動く左足を使って絵を描くまでになった主人公ブラウンを演じた、ダニエル・デイ=ルイス。アカデミー賞主演男優賞受賞。

フィリップ・マーティン監督のTVM「ホーキング」(04)では、ベネディクト・カンバーバッチがイギリスの理論物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じました。

学生の頃、筋萎縮性側索硬化症を発症。ベネは徐々に動かなくなる身体の不自由さを見事に演じ、モンテカルロTV映像祭男優賞を受賞。ベン・リューイン監督「セッションズ」(12)では…

少年時代に罹ったポリオが原因で首から下が麻痺したマーク・オブライエンを演じたジョン・ホークス。硬直した身体と表情だけで演じていました。ヘレン・ハント共演の実話。

マチェイ・ピェプシツァ脚本、監督のポーランド映画「幸せのありか」(13)も、俳優の演技に注目しましょう。民主化に向けて大きく揺れ動いた、1980年代のポーランド。

幼いマテウシュ(カミル・トカチ)は知的障害と診断され、身体にも重度の障害を持ち、医師から“植物状態”と宣告されます。しかしマテウシュは、健常者と同じ心を持っていたのです。

優しかった父(アルカディウシュ・ヤクビク)の突然の死。向かいのアパートに住む少女に抱く恋心。そして訪れる突然の別れ。成長したマテウシュ(ダヴィッド・オグロドニック)は…

次第に家族から疎まれるようになってしまいます。ある日、姉は結婚を期にマテウシュを病院に入れます。母(ドロタ・コラク)や、看護士に怒りをぶつけるマテウシュ。

そんな時、美しい看護士マグダ(カタジナ・ザヴァツカ)が現れます…。主人公を演じるオグロドニックは、パヴェウ・パヴリコフスキ監督「イーダ」(13)に出演。気になります。
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たっぷり!ボッティチェリ!!

2014-11-04 21:45:39 | 展覧会
もう始まっています。早く行かなくっちゃ!上野の東京都美術館で、開催中の「ウフィツィ美術館展」!!イタリアのフィレンツェにあるイタリア ルネサンス絵画で有名な美術館です。

近代式美術館としてヨーロッパ最古のものの1つ、イタリア国内の美術館として最大の収蔵品の質、量を誇っています。1982年には、世界遺産“フィレンツェ歴史地区”の一部として認定。

とにかく行ってみたい美術館の1つです。今回の展覧会はすごいですよぉ~。まず、ウフィツィ美術館所蔵作品をメインに、アカデミア美術館、パラティーナ美術館など…

フィレンツェを代表する美術館から約80点に及ぶ作品が集結!メディチ家のコレクションを核に設立され1769年開館、ボッティチェリの作品を多く所蔵しています。

サンドロ・ボッティチェッリは、『プリマヴェーラ』(1477~78年頃)や『ヴィーナスの誕生』(1485年頃)で有名なフィレンツェ出身の画家。1445年3月~1510年5月17日没。

実は、ポスターは4つ折りになっていて(もったいない!)広げると、代表作『パラスとケンタウロス』(1480~85年頃)となります。展示は、第1章:大工房時代のフィレンツェ

第2章:激動のフィレンツェ、美術の黄金期期の到来、第3章:マニエラ・モデルナ(新時代様式)の誕生、第4章:フィレンツェ美術とメディチ家…となります。ボッティチェリ作品は…

『聖母子と天使』(1465年頃)、『ロッジャの聖母』(1466~67年頃)、『聖母子(海の聖母)』(1475~80年頃)、『聖母子と洗礼者聖ヨハネ』、『東方三博士の礼拝』…

などなど。どうも宗教画は苦手…という方もいらっしゃるかも。でも物語を知ると意外と楽しめるはず。音声ガイドを借りてみては?最近は声優や俳優などが解説してくれます。

今回は、マイケル・ビーンの声でお馴染みの田中秀幸氏。ステキ!“ウフィツィ”は、イタリア語の“オフィス”。美術館はかつてのメディチ家の事務所だったそう。急ぎましょ!
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国外退去命令を受けたけど…

2014-11-03 20:47:39 | 映画
2012年9月に公開され、日本でも大ヒットを記録したフランス映画「最強のふたり」(11)。見ました?フランスでの歴代観客動員数で第3位になり、日本での興行収入18億円超え!

日本公開のフランス語映画の中では、歴代1位の大ヒット作。混んでましたねぇ~。監督は、1971年パリ出身のエリック・トレダノと1973年オー=ド=セーヌ出身オリヴィエ・ナカシュ。

主演は、フランソワ・クリュゼとオマール・シー。介護人ドリスを演じたシーは、1978年1月20日フランスのイヴリーヌ県トラップ出身。ジャン=ピエール・ジュネ監督「ミックマック」(09)

ダヴィド・シャロン監督「アンタッチャブルズ」(12)、ミシェル・ゴンドリー監督「ムード・インディゴ うたかたの日々」(13)、ブライアン・シンガー監督「X-MEN:フューチャー&パスト」(14)に出演。

「最強のふたり」ですっかりメジャーになったオマール・シーの最新作は、再びエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督とのコラボ作品。それが「サンバ」(14)です。

アフリカのセネガルから、フランスに来て10年が過ぎたサンバ(オマール・シー)。これまで様々な仕事を経験して来ました。ところがうっかりミスで、ビザが失効してしまいます。

サンバに国外退去命令が出され、職場を追われてしまいます。絶体絶命のサンバの前に現れたのは、移民支援協会ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)でした。

彼女は大企業で働き、結果“燃え尽き症候群”となり、休職中の元キャリアウーマン。アリスはいつも笑顔のサンバに興味を持ち、彼を救おうと尽力することになります。

サンバの周りには、陽気なブラジル移民のウィルソン(タハール・ラヒム)、破天荒な法学生マニュ(イジア・イジュラン)など、彼の不思議な魅力に惹かれた人たちが集まるのでした。

サンバ、アリス、ウィルソンは、人種も境遇もキャラクターも違う3人。やがて少しづつ状況は好転。しかし、サンバの身に思いもよらぬ出来事が起り…。果たして?見ましょ。
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