イタリア人の
シンプル・ライフのテーマが
「アモーレ!
カンターレ!
マンジャーレ!」
というらしい。
「愛せよ。
歌えよ。
食べよ」
という事らしい。
なるほど。
簡潔にして、
人生の愉楽を突き詰めている。
愛・・・といっても、
恋愛沙汰だけでなく、
家族愛も友愛も
自然愛も美術愛も
いろいろあるだろう。
初孫が生まれて来、
鬱気質の「希死念慮」がなくなった。
愛しい存在の誕生は、
脳内の伝達物質の分泌にまで
影響するようである(笑)。
名誉孫の「推し活」対象の
ソーちゃん愛も
人生を豊かにしてくれている。
歌・音楽・・・も、
たしかに、我が人生を彩り
豊かにしてくれた。
今年も音楽堂で
コンサートを催すことができ、
今も、毎日、ギター音楽の勉強を
続けている。
食・・・は、
毎日のことであり、
レストラン、懐石店、鮨屋には
美食の楽しみがある。
***
日曜のきのう。
いつものにように
早寝して5時頃には起きたので、
ブログを書いたあとに
手持ち無沙汰になり、
かねてより計画していた
ザリガニ釣りのついでに
朝ラーをきめてから行こうと
開店の7時を目指して家を出た。
7時ちょいと過ぎに着いたら、
駐車場は満杯で、
次から次へと車がやってくる。
入店してみると、
どうにか大テーブルには空席があり
なんとか待たずに済んだ。
前回は
600円の「朝ラー」だったが、
今回は、ちょいと贅沢して、
海老ワンタンに煮卵トッピングをしたら
1150円にもなった。
ラーメン屋での
贅沢である(笑)。
塩ラーメンかと見まがうほどの
透き通ったスープだが、
オネーサンに訊いてみると
醤油ラーメンだという。
中太縮れ面は
口唇をくすぐるような愉楽があり
スープのからみもよく、
けっこうだった。
海老ワンタンも出色で、
具材も皮も申し分なかった。
メンマもくどくなく、
チャーシューもほど良かった。
相対的に、
1150円でも満足感が得られたので
相応価格といえた。
***
ナッちゃんやアキたちが
小学生の頃に
何度も訪れた
我が家の「釣り場」である
キャノンの橋下に赴いたら、
すでに、先客がひとり
釣り糸を垂らしていた。
「おはようございます」
と、挨拶をしたら
礼儀正しく返礼があった。
釣り人のマナーだが、
こっちはオコチャマ遊びみたいな
ザリガニ釣りである(笑)。
向こうさんは、
しっかりキャンピングチェアに
ラジオをかけての
ゆったりした浮き釣りの構えである。
対して、こっちは、
釣り竿とベイトリールこそ本物だが、
餌は「裂きイカ」という
情けないものだった(笑)。
見たら、向こうさんも
エサはソーセージを千切ってたので、
いい勝負かもしれない(笑)。
これまでも、
1㎝未満の「ヤヤトト」(幼魚)釣りを
タナゴ釣りみたいな感覚で
愉しんでたが、その餌は
小麦粉を練ったダンゴだった。
ここは水深が30㎝ていどで
澄んでいるので、
いわゆる「見え釣り」が出来る。
サカナが餌に喰いつく瞬間が
目視できて、それに合わせるのである。
むろん、ザリガニ釣りも
見え釣りである。
*
最初こそ、
なかなかタイミングがつかめず、
空中でポトリと落とすこと数回の
失敗を経て、ようやくコツが
呑み込めてきた。
それからは、
爆釣モードに入り、
あっという間に
十数匹を釣り上げた。
ヴァーチャル・ゲームと違い、
本物相手だから、
リアル感は比べるまでもない。
釣り糸ごとバケツに直行する前に、
地面に落ちたやつは
手でつかんでバケツに入れなきゃなので、
その時は、まるで「蟷螂の斧」みたいに
いっちょ前にハサミをチョキチョキして
バルタン星人みたいに威嚇してくる(笑)。
いちどだけ軽く挟まれ
痛い思いをしたが、
それもそれ、リアル・ゲームならではの
ミスによる失点の痛覚と思えば、
イテテ・・・で、苦笑いである。
小一時間やってるうちに、
橋の下で日差しはなかったが、
8時半を過ぎると、
さすがに蒸し暑くなってきたので、
熱中症になる前に
引き上げることにした。
バケツでガサゴソいってる
赤いバルタン星人たち20匹ほどを、
ザザーっと、リリースして、
「お先に失礼します」
と、挨拶をして
ザリガニ釣り「遊び」は
終了したが、満足いく釣果だった。
思えば、
これも、昭和のコドモ「あるある」の
一文無しでもできる遊びかもしれない。
あの頃は、釣り竿なぞ使わなかったし、
それこそ、直接、糸に何かしら
エサになりそうなものを結わえて
それで遊んでいた。
*
エサ用の裂きイカを買ったコンビニで、
新刊の『ゴルゴ13』と
魚乃目三太の
ハートウォーミングそうな
グルコミがあったので
試しに買ってみた。
9時には帰宅したので、
それからは、
寝室でクーラーをつけて
まったりと漫画タイムで過ごした。
**
『海の日』に
ギター仲間のコバヤシ少年が
サマーコンサートをやるというので、
行くことにした。
去年、初リサイタルを催し、
それにつづくコンサート活動を
盛んにしているようだ。
もう三十路を過ぎた彼だが、
中学生の頃から
同じ教室仲間で、
共に合奏団メンバーだったので、
応援してあげたいと思っている。
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