きのうは、
久しぶりのポカポカ陽気で
風もなく穏やかなのに、
こんな日に限って
テニスクラブが休みだった。
なんだか、ムズムズしたので
お昼を食べに
行きつけの鮨屋へ出かけ、
そして、帰りに、隈畔で
阿武隈川で戯れる水鳥を眺めながら
小一時間ほど今季初めての
屋外ギター練習をしてきた。
それでも、
もったいないほどの
春の陽気だったので、
久しぶりに我が家の
お気に入りの釣り場に
出かけてみた。
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近くにキャノンがある所の
阿武隈川の支流だが、
ハヤやフナなどの産卵場所らしく
稚魚がワンサカといる。
アキやナツホたちが幼い頃から
よく出かけてきては
ワーワー釣りを楽しんだ所である。
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ワカサギ用の0.3号という
極最小の針を用い、
小麦粉を魚醤で練って
臭いの出るエサにする。
これは「ヤヤトト」釣りで、
タナゴのように
小さければ小さいほど
ポイントが高い。
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この日も30分ほどで
2cmほどのヤヤトトが
5匹も釣れた。
いくらでも釣れるが、
5匹釣ったら終わりと
決めていたので、
さっさと切り上げた。
ペットボトルに入れて、
長らく空になっていた水槽に
放して飼うことにした。
そしたら、今朝、一匹が
密閉してあるはずの水槽から
飛び出ていて干からびて死んでいた。
まったくもって、
ミステリアスである。
********
人生随談
先生 私は、学生たちに『アルハンブラ』は人類の宝だ、っていつも大言壮語しているんです(笑)。
奈保子 それは過言ではないような気がします。
先生 そうでしょ。優れた芸術作品は、みんな人類の宝なんですよ。モーツァルトやバッハの作品だってそうだし。
奈保子 ダヴィンチやフェルメールの絵画もそうですよね。
先生 当然。
『アルハンブラ』をアナリーゼすると、イ短調からイ長調に転調するんですが、その長調の中にも、モーツァルトみたいに短調の部分がスッと光に対する影みたいに現れるんですよ。そこが、またキュンと来るんですね。
それと、「ファ」から「レ」への6度の大移動も劇的だしね。
奈保子 コーダの部分も短調と長調の色調が絶妙に織り交ざっていますよね。
先生 そうそう。あそこを弾いていて、いつも日の入りを連想するんですが、その太陽も時々雲に隠れたり、顔を出したりして、そして、いつしか山の稜線に沈んでいって、たおやかな一日が終わる、という感じになるんです。
奈保子 まさに、光と影ですね。
先生 うん。やっぱり、元型的なんだね。それが、我われの魂を刺激するんですよ。
奈保子 ユング的に言えば、そうなんですね。
先生 それと、「流れ」というのは、生物学者の福岡先生によれば、生命の本質でもありますからね。それにも共鳴するのかもしれません。
奈保子 12音という人間が見出した心地よい楽音と、その適切な組み合わせが「いい音楽」「感動する曲」を生み出すんですね。
先生 それは間違いありませんね。でも、ピッチは時代や所によって、まちまちですがね。
奈保子 バロック時代は現代よりも半音低かったんですものね。
先生 そう。スペインなんかでは、宮廷時代のヴィウェラという楽器で、
高音の1番弦は、張れるだけの最高のテンションにした、といいますからね。いい加減だったんですよ(笑)。
奈保子 あるいは、人の声を基準にしたのかもしれませんね。
先生 それもありますね。ギターやチェロは人の声に近いというでしょ。
奈保子 原初の管楽器なんかは、鳥の鳴き声を模倣したんじゃないでしょうか。
先生 そうだね。あるいは、風の音とか…。
久しぶりのポカポカ陽気で
風もなく穏やかなのに、
こんな日に限って
テニスクラブが休みだった。
なんだか、ムズムズしたので
お昼を食べに
行きつけの鮨屋へ出かけ、
そして、帰りに、隈畔で
阿武隈川で戯れる水鳥を眺めながら
小一時間ほど今季初めての
屋外ギター練習をしてきた。
それでも、
もったいないほどの
春の陽気だったので、
久しぶりに我が家の
お気に入りの釣り場に
出かけてみた。
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近くにキャノンがある所の
阿武隈川の支流だが、
ハヤやフナなどの産卵場所らしく
稚魚がワンサカといる。
アキやナツホたちが幼い頃から
よく出かけてきては
ワーワー釣りを楽しんだ所である。
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ワカサギ用の0.3号という
極最小の針を用い、
小麦粉を魚醤で練って
臭いの出るエサにする。
これは「ヤヤトト」釣りで、
タナゴのように
小さければ小さいほど
ポイントが高い。
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この日も30分ほどで
2cmほどのヤヤトトが
5匹も釣れた。
いくらでも釣れるが、
5匹釣ったら終わりと
決めていたので、
さっさと切り上げた。
ペットボトルに入れて、
長らく空になっていた水槽に
放して飼うことにした。
そしたら、今朝、一匹が
密閉してあるはずの水槽から
飛び出ていて干からびて死んでいた。
まったくもって、
ミステリアスである。
********
人生随談
先生 私は、学生たちに『アルハンブラ』は人類の宝だ、っていつも大言壮語しているんです(笑)。
奈保子 それは過言ではないような気がします。
先生 そうでしょ。優れた芸術作品は、みんな人類の宝なんですよ。モーツァルトやバッハの作品だってそうだし。
奈保子 ダヴィンチやフェルメールの絵画もそうですよね。
先生 当然。
『アルハンブラ』をアナリーゼすると、イ短調からイ長調に転調するんですが、その長調の中にも、モーツァルトみたいに短調の部分がスッと光に対する影みたいに現れるんですよ。そこが、またキュンと来るんですね。
それと、「ファ」から「レ」への6度の大移動も劇的だしね。
奈保子 コーダの部分も短調と長調の色調が絶妙に織り交ざっていますよね。
先生 そうそう。あそこを弾いていて、いつも日の入りを連想するんですが、その太陽も時々雲に隠れたり、顔を出したりして、そして、いつしか山の稜線に沈んでいって、たおやかな一日が終わる、という感じになるんです。
奈保子 まさに、光と影ですね。
先生 うん。やっぱり、元型的なんだね。それが、我われの魂を刺激するんですよ。
奈保子 ユング的に言えば、そうなんですね。
先生 それと、「流れ」というのは、生物学者の福岡先生によれば、生命の本質でもありますからね。それにも共鳴するのかもしれません。
奈保子 12音という人間が見出した心地よい楽音と、その適切な組み合わせが「いい音楽」「感動する曲」を生み出すんですね。
先生 それは間違いありませんね。でも、ピッチは時代や所によって、まちまちですがね。
奈保子 バロック時代は現代よりも半音低かったんですものね。
先生 そう。スペインなんかでは、宮廷時代のヴィウェラという楽器で、
高音の1番弦は、張れるだけの最高のテンションにした、といいますからね。いい加減だったんですよ(笑)。
奈保子 あるいは、人の声を基準にしたのかもしれませんね。
先生 それもありますね。ギターやチェロは人の声に近いというでしょ。
奈保子 原初の管楽器なんかは、鳥の鳴き声を模倣したんじゃないでしょうか。
先生 そうだね。あるいは、風の音とか…。
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