きのうは
久しぶりに
お弟子さんのR先生が
教育分析に来られたので、
臨時書斎にしていた茶室を復元し、
冷水立てで一服差し上げた。
前日に、
吉野葛と粒餡で
屑饅頭をこしらえ
一晩冷蔵庫で冷やし固めた。
茶人は
自ら菓子も作って
もてなすのである。
室礼は
盛夏にふさわしく
扇面に書かれた
「和賀心」とした。
これは金光教の要諦であり、
「なごみ、よろこぶ心」
という意味であり、
世が丸く治まる
究極の心情であろう。
昼餐は
元「チームYAMAKIYA」の
三人で、行き付けの鮨店で
舌鼓を打った。
葛餡を張った
茶碗蒸しを前菜とした。
和食の修行をされた
若旦那がおられるので、
さすがの出汁加減は
なかなか家庭で作れるものではなかった。
握りは
"おきまり"ではなく
"おこのみ"でお願いした。
茶懐石の順序だてを意識し、
「酢の物」のコハダで
凝縮した慣れ味に口中をひきしめ、
次いで、金沢産のノドグロを
日本海の夏の風趣を
想い描きながら味わった。
北海道産のボタン海老は
とろけるような食感で、
海老特有の甘味と旨味が
十分に堪能できた。
そして、夏が旬の
"磯の鮑の片思い"を味わう。
コリリとした歯ごたえが楽しく、
フッと上品な磯臭さが
鼻腔を抜ける。
その総合力は、
なるほど"貝の王様"だけはある。
五貫目には
ハイライトとも
メインディッシュとも
楽しみにしていた中トロ。
サシの加減は
大トロといってもいいほどの
脂のまわりであった。
サカナの脂は融点が低いので
口中の体温でサラリと溶け、
ズキュンと甘味旨味が
脳髄を直撃した。
さしずめオペラに喩えれば
プリマドンナ(主役)であろうか。
握りの〆には、
茶懐石の「強肴(しいざかな)」
に見立てた
煮穴子の炙り。
仄かな苦みが
舌先を収斂させてくれる。
ここで、
ホッと汁椀を頂いて、
海苔巻き、玉子焼きと
"鮨屋のデザート"を味わう。
この日は
若旦那は裏方で、
大親方が握ってくだすった。
干瓢巻きは
連獅子に盛られ、
山葵入りをお願いしたので、
ツンと清涼感のある甘辛い味は、
"大人のデザート"となった。
若旦那お得意の
日本料理風「だし巻き」は
旨味十分で
まさにコースの〆に
相応しかった。
ここで
粉茶から焙じ茶が供され、
その香ばしい香りに癒され、
さらに水菓子も出され、
清涼感に包まれて
小一時間の
楽しくも美味しい食事会を
名残惜しく仕舞いとした。
まだ半時ほど
時間の余裕があったので、
二次会は近所の喫茶店で
コーヒーを喫して、
名残りを惜しんだ。
ソーちゃんをモデルにした
架空のファンタジー
『名人を超える』で、
師匠の肖像画を創作した。
画像ソフトで
「中年化」の操作が
できなかったので、
いちど「老人化」させて、
それをセーヴして
オリジナル画像として用い
「若者化」させたら、
ちょうどいい按排のオジンになった(笑)。
久しぶりに
お弟子さんのR先生が
教育分析に来られたので、
臨時書斎にしていた茶室を復元し、
冷水立てで一服差し上げた。
前日に、
吉野葛と粒餡で
屑饅頭をこしらえ
一晩冷蔵庫で冷やし固めた。
茶人は
自ら菓子も作って
もてなすのである。
室礼は
盛夏にふさわしく
扇面に書かれた
「和賀心」とした。
これは金光教の要諦であり、
「なごみ、よろこぶ心」
という意味であり、
世が丸く治まる
究極の心情であろう。
昼餐は
元「チームYAMAKIYA」の
三人で、行き付けの鮨店で
舌鼓を打った。
葛餡を張った
茶碗蒸しを前菜とした。
和食の修行をされた
若旦那がおられるので、
さすがの出汁加減は
なかなか家庭で作れるものではなかった。
握りは
"おきまり"ではなく
"おこのみ"でお願いした。
茶懐石の順序だてを意識し、
「酢の物」のコハダで
凝縮した慣れ味に口中をひきしめ、
次いで、金沢産のノドグロを
日本海の夏の風趣を
想い描きながら味わった。
北海道産のボタン海老は
とろけるような食感で、
海老特有の甘味と旨味が
十分に堪能できた。
そして、夏が旬の
"磯の鮑の片思い"を味わう。
コリリとした歯ごたえが楽しく、
フッと上品な磯臭さが
鼻腔を抜ける。
その総合力は、
なるほど"貝の王様"だけはある。
五貫目には
ハイライトとも
メインディッシュとも
楽しみにしていた中トロ。
サシの加減は
大トロといってもいいほどの
脂のまわりであった。
サカナの脂は融点が低いので
口中の体温でサラリと溶け、
ズキュンと甘味旨味が
脳髄を直撃した。
さしずめオペラに喩えれば
プリマドンナ(主役)であろうか。
握りの〆には、
茶懐石の「強肴(しいざかな)」
に見立てた
煮穴子の炙り。
仄かな苦みが
舌先を収斂させてくれる。
ここで、
ホッと汁椀を頂いて、
海苔巻き、玉子焼きと
"鮨屋のデザート"を味わう。
この日は
若旦那は裏方で、
大親方が握ってくだすった。
干瓢巻きは
連獅子に盛られ、
山葵入りをお願いしたので、
ツンと清涼感のある甘辛い味は、
"大人のデザート"となった。
若旦那お得意の
日本料理風「だし巻き」は
旨味十分で
まさにコースの〆に
相応しかった。
ここで
粉茶から焙じ茶が供され、
その香ばしい香りに癒され、
さらに水菓子も出され、
清涼感に包まれて
小一時間の
楽しくも美味しい食事会を
名残惜しく仕舞いとした。
まだ半時ほど
時間の余裕があったので、
二次会は近所の喫茶店で
コーヒーを喫して、
名残りを惜しんだ。
ソーちゃんをモデルにした
架空のファンタジー
『名人を超える』で、
師匠の肖像画を創作した。
画像ソフトで
「中年化」の操作が
できなかったので、
いちど「老人化」させて、
それをセーヴして
オリジナル画像として用い
「若者化」させたら、
ちょうどいい按排のオジンになった(笑)。
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