きのうは
隔週に通院している
口腔外科の診療日だった。
自宅から10㎞ほどある
やや遠方にあるが、
検索したら唯一
「口腔外科」学会の
所属医だったので、
専門家を頼ることにした。
一月から通いはじめ、
レントゲン検査から
「アプライアンス療法」
(マウスピース設置)や
毎回の開口ストレッチなどの
手技を施されているが、
“硬直症”らしく、
いささか難治性のようである。
それでも、
以前よりも痛みは減じ、
食事も開かないなりに
喰痛感もなくなってきて
慣れてきてはいるが、
風邪気味の体調不良になってくると
患部の耳下腺辺りが
ズクズクと疼きだす。
そんな時は、
処方された『セレコキシブ』(鎮痛剤)と
患部マッサージをするよりない。
“病の意味”説から言えば、
大口・軽口・悪口・
大食・美食
・・・を、身をもって慎むまで、
治らないのかもしれない。
「病」は、
それまでの悪「生活習慣」を
改めさせる、という意味もある。
*
最近、しばしば、
心悸亢進(心臓ドキドキ感)が
頻繁にしてたので、
気になっていたが、
花粉症や風邪体調で
自律神経系が失調してるんだろうと
自己診断していた。
そしたら、きのう、
喘息とは違った息苦しさを感じ、
ハッとなった。
もしや、心臓発作の予兆かと・・・。
でも、冷静に考えたら、
朝方、着替える時に、
背筋の筋違いを起こして、
ギックリ腰並みの激痛を覚え
無意識で、それをかばって
呼吸が浅くなっていたようだった。
それに、気付いて、
マスクを外して深呼吸を
ゆっくりしたら、
息苦しさは解消した(笑)。
*
口腔外科の手技の
辛い開口ストレッチの後は、
自分へのご褒美として
毎回、隣接している
『珈琲問屋』で
好物の『エスプレッソ・シェィク』を
やってくる。
甘苦く冷たい一口で
「あ~ !
きょうも、シンドかった~!!」
と、思わず、
ため息が漏れる(笑)。
満開の桜を観ながらの
一杯の珈琲も
なかなかに味わい深いものである。
味わい深き人の生(よ)を
歩まむとする
けふより君は
・・・という、
上田三四二(みよじ)の
秀歌が脳裏に浮かんだ。
*
帰路、音楽堂に寄り、
来月に迫った
『福大OBOGコンサート』の
技術スタッフとの打ち合わせやら
当日の経費の見積もりなどの
確認をしてきた。
ロビーには、
ポスターもパンフも
ちゃんと設置されて、
いよいよ、本番間近という
緊張感と期待感が
高まってきた。
その一方で、
当日の弁当手配やら
打ち上げの予約やら、
出演者へ後日郵送する
録音CDの準備やら、
なにかと“楽団ひとり”の
事務職も多い。
それをも楽しめねば、
煩瑣なコンサートなぞ
最初っから企画したりはしない(笑)。
*
口腔外科の待合室でも、
治療室でも、寸暇をみては
ソーちゃんの『名人戦』中継を
観戦していた。
この四月からは
マスク解禁になったので、
久方ぶりに素顔での両対局者を
観ることができたのは良かった。
*
名人戦のアベマ中継は
初めて見るが、
画面がいつもと違って
緑色の配色だった。
あるいは、
新年度からこのスタイルで
放映するのだろうか。
ソーちゃんのポスターが
キリリと凛々しい表情で、
「名人位」を取りに行く、
という気迫さえ感じる。
小4の頃に色紙に書いて
有名になった
「名人をこえる」
という言葉を
マスコミにさんざん、つっこまれて
「子どもの頃の考えですので、
そろそろ時効にして頂きたいかと・・・」
と、ユーモアで切り返す場面もあった。
*
YouTubeでの人気解説
石田のとっつあん(九段)の
講談調の名調子で、
2022年度のソーちゃんの総括が
なされていた。
昨年度、
タイトル戦以外の公式戦である
四大「早指し戦」を全て制覇し、
年度内グランド・スラムを
全棋士で初めて達成した。
それに加えての
「タイトル6冠」達成である。
渡辺名人からのタイトル奪取も
対戦成績16勝3敗=勝率81%の
確率で濃厚なので、
年度内「七冠」は
ほぼ手中にあると言ってよい。
*
*** 『魂理学』試論ノート5 ***
『フラーレン』という
炭素原子が60ケ集まって出来た
サッカーボールのような形をした
分子があるが、
これが、二重スリット実験において、
電子や光子と同じく
「粒子」と「波」の量子的性質を
現したという。
そして、その結合体は
顕微鏡下でも観察できるというので、
これまで、ミクロ界でのみ
認められていた量子的現象が
マクロ界でも起こっている事が
確認された。
他にも、同様の結果が
いくつも観測されはじめ、
ミクロ界とマクロ界には
量子的性質に
境界がないことが判明した。
・・・ということは、
我われの存在も「量子的」であり、
「粒子」と「波」の状態が
「重ね合わせ」になっている、
という事になる。
生命体の組成が、
分子・原子・素粒子である事は、
容易に理解できるが、
はたして、「波」という性質は
現実として、どの部分を指すのだろうか。
考えられるのは、
ヒトの神経系における
電気的性質である。
心電図や脳波で確認できるが、
その周囲には微弱ながらも
フレミングの法則で
磁場も発生している。
すなわち、ヒトは
微弱ながらも
「電磁波」を有する。
それと、熱を放射している。
熱は分子運動により発生するが、
それが「伝播」するという性質は、
「波動性」を有するからである。
ふと、赤塚不二夫まがいの
馬鹿げたギャグが思い浮かんだ。
もし、天才・赤塚不二夫が
今、生きていて
『ニャロメ・シリーズ』に
量子力学の「絵解きマンガ」を
描いたとすると、
ヒトを二重スリットに通して
「干渉波」が出る場面を
描いたかもれしない(笑)。
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